大人になりきれない大人の葛藤と進歩を描くハートフルストーリー

大好きな両親を失った30歳の実日子。人生初めての一人暮らしは前途多難⁉

 

両親が交通事故で亡くなってしまった実日子(ミカコ)の家に、無断で引越してきて住み始めた順子おばさんは、声が大きく強引で図々しく怒りっぽい。勝手なことをされても断れない実日子のことを「やばい箱入り娘」とばかにする。

 

実日子は、順子おばさんから33歳会社員男性と見合いさせられますが、相手の男性は相談相手になってくれます。そして家を出て一人暮らしを決意します。

 

引越したアパートの隣に住む大学生の青年

アパートの下の部屋の声優をしている20代の女性

ゲームセンターで知り合った小学生の女の子

勤務先の定年間際の男性上司

自転車に追突されそうな時に助けてくれたおばあさん

 

順子おばさんからは、ぼろくそにけなされても、実日子は初対面の人ともすぐ親しくなれて、友達の輪を広げていきます。

 

両親と楽しく幸せに過ごす世界が永遠と続くはずだった。いい大人が親離れしていないと言われれも平気だった。でも、誰かと関わり合うことの楽しさを知った実日子は、断れなくて舐められてしまう自分を変えようと金髪に染める。無害でいい人そうないい子歴30年の実日子、もう、行儀正しく生きるのはやめると決めます。

 

いい子は天国にいける。でも悪い子はどこにでもいける。

まず、順子おばさんを両親の家から追い出すこと!

 

料理や掃除がだめだめでも、年齢や性別・地位などにこだわらず親しくなれるし、ひとりではなんにもできない人ではないし、大丈夫やっていけると自信を持つ。

 

ネバーランドから飛び出して別の新しい世界で生きるための修行、ものすごく厳しい試練ってわけでもないけど、大人になりきれない大人が、世渡り術を身につけながら成長していくようすがメルヘンタッチで描かれています。