怖くて笑える超異色エッセイ

神社仏閣に行くと興奮し

オカルトや宗教の話が大好き!

 

 

呪文が出てきます。

長き夜(ヨ)の遠(トオ)の眠りの皆目覚め、波乗り船の音の良きかな

濁音を清音にして読むと、上から読んでも下から読んでも同じで、終わりのない文章とされ、魔の侵入を防ぐそうです。

 

また、物の怪の気配を感じた時には、シリトリすると魔除けになるらしい。言葉で守る、あるいは言葉で攻撃するということでしょうか。

 

陰陽道で大凶とされる日食。太陽が天皇の象徴とされるから皆既日食は不吉という。

ミニ知識満載で好きな人はのめり込むかもしれません。

 

現地フィールドワークで、京都・伊勢・熊野・東京・高知・隠岐・鎌倉・静岡・福井の神社仏閣をレポされ、なかでも幽霊スポット巡りが興味深かったです。加門七海さんは「見える」人だけどお祓いや供養はできないので、取り憑かれないよう逃げるだけだそうです。はい、幽霊スポットはご遠慮したい気持ちです。

 

ミシャグジ様、ソソウ様、テンパク様、オシラ様という正体不明な神々についても少しだけ触れていました。祟る神と表現されています。

 

 

1998年発行の単行本の文庫化です。約30年前ですから、加門七海さんも若くきゃぴきゃぴ(?)の文章で、祟り・呪いの話もお笑い化していて楽しく読みました。