京都でわたしは食べて、暮らして、前を向く

離婚して、居場所もなく、やってきたのはゲストハウス。ままならない人生だけれど、今日もささやかなごちそうを食べよう。

 

 

保泉眞夏(ホズミマナツ)45歳は夫から好きない人がいると告げられ離婚。娘の佐那16歳は父親と暮らすことを選び、夫と娘は賃貸マンションを出て行った。眞夏も早く退去しなければいけない。行き場所もない、仕事もない、ひとりぼっちで泣くしかない状況。

 

京都でゲストハウスのオーナーをしている芹(セリ)から一部屋空いているし仕事を手伝ってほしい申し出があり

 

少し、わたしと一緒にたゆたってみませんか

 

その一言に動かされ、眞夏は東京から京都へ向かいます。

 

ゲストハウスでの仕事は宿泊者のチェックイン・アウトの業務と帳簿付け、掃除など

同僚はピンク色の髪の若い劇団員女性

宿泊しているのは40代の西洋人女性

東京と京都の2拠点生活の50代女性

チュニジア人のカップルなど

 

料理の得意な眞夏は、ゲストハウスの交流パーティーで唐揚げや黒豆おこわ、揚げ出し豆腐を作ると喜んでもらえてうれしくなる。

ケータリングを頼んだ小さな料理店で漬け物鍋のおいしさに驚く。

 

新しい暮らし、新しい仕事にも徐々に慣れていく眞夏ですが、芹の病気の重さに衝撃を受けます。芹の複雑な過去、娘・佐那と元夫とその新しい妻との関係など、幾重にも絡み合いながら物語は進んでいきます。

 

後戻りはできないから、進むしかないわけでもありますが。

最悪な状況でも、道は開けていく、なんとかなる、あきらめるな!

そんなメッセージかもしれません。