お金のこと、子供のこと、お墓のこと‥‥悩んでも仕方ない!

夫婦あわせて180歳超。

前作からさらに歳を重ね、夫婦あわせて180歳を超えた新平と英子。3人の独身中年息子たちは相変わらずの呑気さで、自宅介護が必要になった母親の面倒を見る気配もない。まさに老々介護の生活が始まった新平にとって束の間の息抜きは、趣味の散歩や食べ歩き。。。そして妻の「反乱」とは!?


 

明石新平の一つ年下の妻・英子が倒れてもう2年半

 

治る見込みがまったくないのなら、むやみに病院など行かず、家で静かに看取ってやりたい。

 

そんなことできるわけもなく、息子たちの懇願に負け救急車を呼び、入院・看病・リハビリの結果、自宅で介助し生活できるようになった。

 

新平は、散歩や神社まいりのあとに

和菓子屋で大福買ったり、評判のパン屋でコーヒー飲むことが楽しみだ。

 

食べたいというのは、つまり生きたいということだろう。

 

立派なうなぎの弁当をぱくりぱくり食べながらそう思う新平であった。生きるも死ぬも一筋縄ではいかない。

 

そして、ついに妻・英子94歳の命が終わる音がした‥

感情を乱さず淡々と受け入れているように見える新平だが

言葉にできない感情もあるはず

翌日、献体の迎えの車が来た。

 

英子の意外すぎる遺言内容に驚く新平と息子たち

神経質で引きこもりの長男

世話好き自称長女の次男

自分に甘い借金王の三男

 

親のすねかじり息子が3人いて養って面倒みなくてはいけない新平は、まだまだ親業を卒業できない。それが重荷なようでいて生きる気力になっているのかもしれない。そう考えれば孝行息子たちか。

諦めず執着せずの新平さんの姿が清々しく見えました。