30歳目前、かなめは焦っていた。

飲食店が大好きで入社したのに

工場併設の製菓部に異動してからは

空回りばかりだ。

 

主人公は、森久保かなめ

ちらちらと雪の舞うクリスマス・イヴ

デザートを食べ終えた時、彼から唐突に言われれた

かなめ、別れようか。

何を言われたのか理解できず、ぽかんと彼を見つめるかなめでしたが

うん。

そう言ってしまってから後悔

でも、もう遅い

こんなにあっさり別れてしまうなんて、それもクリスマス・イヴに!

 

かなめって、超淡白で冷ややかな性格なんだろうかと思ったら大間違い

落ちこむこともあるけど熱血女子なのです

 

入社して7年のかなめは、ファミレス風飲食店「シリウス」の製菓部で働いています。本当は店舗でばりばり働き店長になりたかったのに、そんな不満がくすぶる。

 

製菓部に異動してからは、何も知らない若い子扱いでベテラン達から笑われ、うまくいかない自分にイライラ、悔しくて情けない日々

やる気だけが空回りして

結果、周囲の迷惑になっている状況に自信を無くしてしまう

 

本社の先輩に悩みを打ち明けると、連れられてやってきたのは

『キッチン常夜灯』洋食屋のようだ

くたびれた体を栄養で満たす、ご褒美。

安心できるシェルターのような場所、悩みを打ち明けヒントをくれる場所でもある

『常夜灯』最高に美味しい料理を食べて癒され立ち直るかなめ

 

上司の製菓部の部長は、菓子作りの技術は一流でも冷淡で気難しく、かなめは話すたびに胃が痛くなる

が、『常夜灯』の名シェフからパティシエ修行の大変さを聞き、自分の部長への接しかたを修正していこうとする。

 

部長のお菓子を食べて心から美味しいですなんて言ったことがあっただろうか。

後悔し反省するかなめ

 

今までの正面から当たって砕けろスタンスから、部長の気持ちに配慮しながら本社と交渉し、製菓部の改革のため工夫していくうちに、部長も頑なな態度から協力的になってきます。

 

パートさん達とぎくしゃくしても、大人の対応で乗り越え

試行錯誤しながら成長していくかなめを応援したくなりました。