憎くても憎みきれない相手。
もう私の中では終わろうとしていたし、いや、終わっていた。
それなのに私の友達を通じて、知らせはやってきた。
私と連絡を取ろうとしている。
昨年から不思議なもので、縁が切れて数年経っているというのに思わぬところでバッタリ逢うという人が何人かあった。
お試しのような何かのサインか?
今回のこの男が一番問題かもしれない。
私の弱い部分を刺してくる相手。
共依存。
江戸時代でもあれば、私は一両を手にして藤田まことさんに殺しを依頼したことだろう。
憎いからではない。
情があるからだ。
けれど情けなんて嘘っぱち。
私の心が落ち着くまで長い年月がかかった因縁の相手。
それも必要なことだった。
私の人生の大切な選択だったのだ。
誰に反対されても突き進んできた。
私の中で落とし前がついている。
惑わされてはいけない。
そんな輩は相手にせず、次へ行こう



