松本真理子@Mariフラメンコ教室です。
プロになりたての頃、あるフラメンコライブを観に行きました。
踊り手の人達は知らない人でしたが
カンテの一人が友人だったので。
このライブを観て驚いたのは
出演者同士の険悪な空気感でした。
どう見ても仲が悪そうなんです。
私の気のせいかな、、、、、と思いつつ
不快な気分を味わいました。
後で出演したカンテの友人と話をしたところ
やはり出演者同士でもめたそうです。
スペインのへレスフェスティバルでも
ある公演で、舞台上の変な空気が流れているのを感じたことがあります。
フィグ―ラの踊りはとっても上手いはずなのに
何かが違うんです。
カンテと踊り手の間に何かがあるのが
見えないはずなのに見えたんです。
それは私だけでなく、次の日の新聞の講評でも書かれていました。
そのフィグ―ラと、たまたま会ったので話をしたら
やはり出演者同士のもめごとがあり
とても辛かった、と聞きました。
こういう経験から、出演同士の相性やコミュニケーションは
大切にしています。
特にギタリストとカンタオールの相性が悪いと
上手くいくものも上手くいかないので
仕事を頼む時は気をつけています。
教室のコンサート、発表会前は
生徒同士が仲良く踊れるよう、随分と気をつけています。
他教室の発表会を観に行って
仲が悪い空気を感じたことがあるので
それはしたくないからです。
観に来てくださったお客様に不快感を与えるのではなく
楽しんでもらって感動して気持ちよく帰って欲しいです。
目に見えないようで心で感じる大切なこと。
Mariフラメンコ教室は、そういうことにも気をつけて運営しています。