今年の2月から、ロドス島の市民講座の絵画クラスに通っている。
ロドス島に引っ越し、スケッチグループを結成したいとfacebookで呼びかけた時に連絡をくれたドイツ人。彼女は、ギリシャの美大を出て、今はロドスの市民講座で子どもから大人まで100人以上の生徒に絵を教えている。
「すでに自分で絵を描ける人たちがくるワークショップのクラスが市民講座にあるの。コーヒーでも買ってきて、教室で飲みながら、好きな絵をそのクラスで描いていたら?私はアドバイスはするけど、技術的なことは教えないから、気軽に来て。」と、彼女が誘ってくれ、私もワークショップのクラスに通い始めたのだ。
昔懐かしい、学校の美術室と同じ匂いがする教室。
飲み物を持ち込んで、のんびりマイペースで描く。他には6人くらい生徒がいるが、水彩画を描くのは、私ともう1人だけ、あとはみんなアクリル絵の具だ。わりとまじめに、みんなおしゃべりもしないで描くので、自ずと私もまじめになる。
今週から、彼女の生徒さんの作品100展以上を集めて、ロドス市の現代美術館で作品展を開催している。昨日はその設営のお手伝いに行ってきた。
カラフルな子どもたちの作品。
大人の人物画のコーナー。
私の作品は、風景画コーナーに。
自分の作品だけでなく、人の作品を展示するにも、みんなこだわりがあって、考えが違う場合もあり…時に意見を衝突させながらも、朝から午後1時半までかけて展示をした。
そんな展示会準備をしながら、私の心はすでに2ヶ月後の日本での個展へと飛んでいる。まずいなぁ、作品をもっと描かなくては!
市民講座の作品展は土曜日まで。作品展示の際、ゆっくり見られなかった作品を見に行こうと思う。