my foot steps part7 | 永井真理子オフィシャルブログ『永井真理子 HELLO!!』 powered by アメブロ

my foot steps part7

こんにちはビックリマーク お元気ですか?
もうすぐクリスマスですね
皆さんは何か予定があるのかな?
シドニーはクリスマスになるとお店は全て休みになり
街中が静まり返ってしまいます
日本のお正月状態です
なので今の時期はお休みの間のための
食料の買い出しでどこのマーケットも
活気に溢れています

クリスマスの日は
家族と一緒に家で過ごすのが一般的ですが
ビーチに行くとバーベキューパーティをしている人達も沢山います
真夏のクリスマス...
何か変な感じでしょ!

さーてと...
今回もヒストリーは高校時代編です
あまりにも色々な事が起きたので
かなり話が膨らんでしまいそう汗です

どうぞお付き合い下さいマセ!!

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mariko nagai footsteps 「ドタバタ学園生活」


大浴場の中には大きなお風呂と小さなお風呂が一つずつあります
ほとんどの生徒が大きなお風呂に入っているのですが
小さい方に3年生が入っているのを見かけた事もありました

小さなお風呂はお湯が白く
まるで温泉の”湯のはな”チックなので
その白湯の秘密を理解していなかった私は
密かに..「先輩しか入れない厳選湯に違いない」
そう思い込んでいました。

しかしある晩
その小さいお風呂に1年生が一人入っているのを発見したのです
皆がその子を見ていました

すると次の晩
昨日の子と、また違う1年生も追加して2人になっていました
2人は会話もなく静かに白い湯に沈んでいるのです
この光景が何日も続きました

そのことは1年生の間でちょっとした噂になり
色々な情報が私の耳にも届きました

じつは厳選湯だと思っていた白湯は
水虫薬の入ったお風呂で
恥ずかしくて誰も入ろうとしないらしい

一番最初に小さいお風呂に入ったあの子は
とにかく不思議な子で

油性ペンで私物全てに「E.T」と大きく書いたり
(当時、映画「E.T」が大プレイクしてました)

斜め45度を見つめながら
「K君がすき、K君がすきよ...」
と何度もつぶやきながら好きな男の子の
イニシャル入りマフラーを編み続けていたり

以前先輩の前でオ?ラをしたくなって
(身体の自然現象です..)

「失礼します~さん、オ?ラをしてしもよろしいですか?」
とわざわざ訪ねたらしい...

噂というのは大抵が膨らんだり曲がったりして
伝わるだが、彼女に関しては全て本当だった

ただ「E.T」と書いていたのは彼女の名前の
イニシャルが単に「E.T」だった

彼女に関する面白エピソードはその後も
絶える事がなかったのだが

小さいお風呂にいたもう一人の子については
謎で情報が全く入って来なかったんです


S様に取り付かれる...

ある週末の夜
いつもの様に消灯後布団の中で寝ていたんです
午前2時くらいだったと思います
首筋の所がモゾモゾして....んん?なんだろう?
布団の中を覗いてみると...

な、な、なんと!誰かが私の首筋をなでたり
顔に息を吹きかけたりしているんです!

「で、でた~! 幽霊だ~!」

本当に恐ろしくて死ぬかと思いました

大声を出そうと思ったのですが
口を手で押さえられていたので
叫ぶ事が出来なかったんです

「これが噂の金縛りなんだ..」 と思いました

が.....その瞬間その人と目が合ったのです

自分の目を疑いました

なんとそれは小さいお風呂にいた
もう一人の”謎の子”だったんです

その子は私にささやきました
「大丈夫よ、静かになさい 何もしないわよ
あなたって本当に可愛いわね~ドキドキ

それも思いっきり女王様口調で...

私は身の危険を感じ
とっさに足でその子を布団の外に
蹴り出してしまいました

恐怖で心臓が止まるかと思いました

すぐに彼女はいなくなったのですが
あまりにもシャレにならない事件だったので
友達にも言えずにいました

あのSさんがあんな女王様キャラだったとは...

「きっと冗談でやったんだろう..」
無理矢理そう思い込みました


S様 Again...

しかし次の週末もあのS様はやって来たのです!

先週の様に首筋がモゾモゾしたので
びっくりして辺りを確かめようとしたのですが

どうしても目が開かないんです!
まぶたに強く力を入れても開かないんです!

一瞬...これは夢なのか? と思ったのですが
目に手を当ててみると...

なんと!  
まぶたにセロテープが貼られている!!
完全に両目をふさがれていたました
(多分見た目はかなり笑えたと思います)

「えーっ???  うっそ~ん!!」

私はすぐにセロテープをはがし
布団の中で私を眺めていたS様に

「お願いだからやめてー!!」ときつく言ったのです

するとS様は
「うふふふふ...」と笑みを浮かべながら

「本当に可愛いわね~ラブラブ」と言って出ていったのです

悪霊が去って行った感じでした...

それからは布団の中に現れる事はなくなったものの
どこかで私の顔を見つける度に..耳元で..

「真理子可愛い~ラブラブ」とささやくようになったのです

完全にS様に取り付かれてしまいました
なんと”S様のささやき”は卒業まで続くのです


部活動

私は剣道部に所属していました
1年生の時に初段を取得したので
2年生からは2段の検定に向けて頑張っていました

しかし練習中に相手の竹刀が肘に強く当たり
複雑骨折をしてしまった為
2年生の途中からは剣道部のマネージャーになりました

部員の健康管理や試合のブッキング
結構夢中になってやっていました

そんな私もいよいよ3年生...
少し自分の中で革命を起こしたくなるのです


伝統を...

3年生になったら普通自分の部屋の下級生に
「伝統的ルール」を叩き込まなくてはいけないのですが
私はあえてしませんでした
全くしなかった訳ではなく
全てのルールを説明した後にこう告げました

「もしその先輩に対して本当に感謝しているのなら
やって下さい。やさしさは強制的に
やらされるものではないと思うから...」

「ただ人を思いやる気持ちだけは忘れずにいようね」

少しカッコ良く響きますが
当然の事だと思っていました

これがまた他の3年生から凄い
バッシングを受ける事になるのです

「あなたは伝統を壊すの?」
「あなたは下級生をだめにするわ」

なるほど...
こうやってここの伝統ルールは守られて来たんだ
...でも無視しちゃいました
人として大事な事は他にあると思っていたから

結果的に...私の部屋の1、2年生は
とても礼儀正しくて可愛い子達でしたよ(自慢)

押し付けて覚えることが大切でなく
本人が「そうしたい」と望む事が大切なんでしょうね..
でもそれを導いたり助けたりする事は大事ですよね
(それは今子育てで実感しています)

3年生になった頃からやっと自分の居場所
みたいなものが見つかったのかもしれません

この後、高校生活最初で最後の
「音楽活動2週間」
を経験する事になるのです


To be continued

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はなちゃんクリスマスバージョン
はなサンタ


カートサンタ
カートサンタ


まりこサンタ...すっぴんでごめんなさいあせる
まりこサンタ


まりこトナカイ汗
まりこトナカイ