「真理子、あたしにもしものことがあったら、この扉のこのファイルに全て書き記してあるからこの通りで頼むわね」。
今年はじめに、実際に具体的に説明された時は驚いて声も出なかった。介護をしながら今年1月、最愛のお母さんの見送りまでしっかりして、尚且つスピーディーに自分の後始末まで考えていた彼女。
私の周りでもこの3年間は特に大切な方々とのお別れ〓お見送りが増えたり、認知症の事に直面したり、今後の人生を考えた時にお手本にしたい雛型のひとつであると思った。
高齢化社会の中で人生100年時代の50歳を迎えようとする3、4年前。母は45歳で乳ガンで亡くなっているので私も45歳までだと思い込み、人生のお手本が正直見えず、仕事を猛烈にしながら右往左往考え悩み抜いた結果、仕事は一旦緩めてリカレント教育を行う「立教セカンドステージ大学」に飛び込み2年間、池袋キャンパスに通学した。結果、学びを通して人生の整理ができ、以前にも増して前向きに希望を持ちながら毎日に取り組めるように変化できた。周りのパワーのあるお仲間のアドバイスは実に大きく、背中を押してくれ、言葉に出来ないほどに恵まれた。ありがとうございます。身体もだが、メンタルが益々強くなれたのだ。
今朝、学舎でご指導頂いた死生学・終生学の小谷みどり先生の記事が掲載されていた。