とうとうこの日が来てしまったか…

家紋入りの喪服を夏、冬と
嫁いだ年の彼岸に作ったものの…
覚悟はあったものの、
ずっと先伸ばしにして
仕付け糸を切れませんでした。


お天道さまは見ているという言葉を
つぶやくことがあります。

私の考えは、
「お天道さま」というのは、
すべてを司る“自然”の力であり、
“自分自身”なのかもしれません。

よいことや、よくないこと、
頑張ったこと、怠けたこと……
これまでやったことのすべてが、
自分をつくり、
現実を作っている気がします。

喪服を来て愛する人を見送る時、
私はいつもこんなふうに思うのです。

普段からの心がまえが大切なのよね。
日常は何気に
目の前を通りすぎて行くけれど、
日常が一番大切なのだわ……と。

そんな殊勝なことを思っても
また日常に追われると、
コロッと忘れてしまう……

着物の喪服に
この度、袖を通すことで、
今度こそ忘れないぞ。
“毎日の生き方”に手を抜けないぞ…。
と、気が引き締まる今日です。


行って参ります。


酷暑です☀
どうぞお気をつけください。

ごきげんよう…