『着心地を大切にする着付け 無重力着付け』がスタートしてから
受講して下さった方が 着心地がいい着物 に関心をもたれるようになりました。
そして家で普段から着るようになると
ふだん着には 華やかなものではなく 気持ちが落ち着くようなものを着たいね…
とスタッフと話すようになりました。
そこで 出番がやってきました！
わたしの大・大・大好きな織物 本場結城紬です。
茨城県結城市と栃木県小山市で作られている 最高級の織物です。
最高級といっても 見た目は地味でほっこり、でも高価。ハレの日として見せる着物には 不利な紬。
本場結城紬の良さは その きもちいい着心地にあります。
こればかりは 仕立てた人しか感じられないもの。
無重力着付けを受けた方に大人気の半幅帯
寝間着に ふだん着にと大活躍中で あまりの人気ぶりに産地の方もびっくり！
産地で実際にたくさんの反物に触れる
産地見学というと 職人さんの手仕事を見に行く というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも その前に その人たちが生み出しているものがいったいどんなものなのか それを知ることから始めます。
ずらりと本場結城紬だけが並ぶ空間
これだけでも十分贅沢な時間になりますね。
そこでまずは どんなところが特徴的か ほかの織物とどんなところが違うのかな
といったところも感じていただけると思います。
はたまた いや いったいどこがこの織物のいいところなんだろう さっぱり理解できないな
という感想でもばっちりです。
見学での注目ポイントを事前に解説
実際の見学は 外に出て 職人さんたちの工房にお邪魔します。
スケジュールや行程の都合上
実際の製作の順番とは異なるところがでてきてしまいます。
見慣れない景色がゆえに、糸がたくさん並んでいたり、
機織りをしている職人さんたちの姿を見るだけでもじゅうぶん感動するのですが
それだけでは わざわざ結城に行く必要はありませんよね。
織物だから 糸はあってあたりまえだし 機織りするのはあたりまえですよね。
オフィスにいってデスクとパソコンがずらりと並んでいる それと同じこと。
それだけを見て いい会社だと判断することはきっとないとおもいます(笑)
なので、まずは事前にどういう工程を経てつくられているのか
それがどう 着心地にかかわってくるのか といったことを 結城紬のプロである 龍田屋 藤貫社長に開設していただきます。
が！ それだけだと プロすぎて 頭の中が ？？？ となります。
わからないからこそ 何度も何度も現地に足を運び 同じ質問を何度もし続けて
ようやく腑に落ちて やっと手に入れるに至った わたくしが そのプロの言葉をみなさまに通訳いたします。
職人さんたちの工房をめぐります
事前の説明を踏まえて 実際の職人さんたちのお話を伺います。
実際に織物が生み出される様子は やっぱり感動ものです。
これだけたくさんの方が 心を込めてつくりだした最高級の織物を見て
はじめて産地見学をしたときに「着るお守りだわ・・・」としみじみ感じたのを覚えています。
途中で素敵なお店でランチを挟みます。
戻って再度実物に触れる
ひととおり職人さんたちの仕事を見たあとに
もういちど反物に触れると
最初はピンとこなかった人も そこに込められたさまざまな思いや意図を知ることによって
きっと感じ取るものが増えることでしょう。
今回の見学でお伝えしたいことは
本場結城紬の着心地の秘密。
着心地がいい着物というのはいったいどういうものなのか
どんなふうにつくっていくことでその着心地が生み出されるのか
いったいどこがどんなふうに特別なのか
ということを 可視化できるようにお伝えしていけたら という風に考えています。
女性も、男性も。
着物を着るひとも、作る側の立場の方も。
興味がある方はぜひ 足をお運びください。