私の実名「Mariko」は

漢字ではなく、ひらがなで


まり子


と書きます。


小学生の頃、名前の由来を調べて来るように、という宿題が出たので


両親にさっそく、自分の名前の由来を教えて欲しいと頼んだ。


すると


父が書斎の本棚から一冊の本を探し出し、私に手渡した。



本の題名は


『 マリコ 』


題名を見た瞬間、全身に鳥肌が立ったのを、今でも鮮明に覚えている。

実際に自分の名の由来となった「マリコ」を読んだ後、

この名前に託された使命感を感じずにはいられなかった。



マリコとは実在する人物であり、作家、柳田邦男によって書かれた小説「マリコ」の主人公。

本書は寺崎英成とグエン・ハロルドの娘であるマリコを主人公としたノンフィクションである。

父がこの小説を読んで感銘を受けたことから、生まれた私に「マリコ」という名をつけた。




「マリコ」という名は真珠湾攻撃をする直前に暗号として使われた。


アメリカワシントンの国立公文書館…。
ここにはFBIの膨大な秘密のファイルが眠っている。
そのファイルの中に「寺崎ファイル」と呼ばれる極秘文書が発見された。
さらに日本の外交資料館には、真珠湾攻撃の前に外交官寺崎英成が日本に宛てた「暗号使用指示書」なるものが存在し、そこにはある暗号名があった。

その暗号名は「…マリコ」。

「マリコは病気だ。」「マリコは遊びに来ない。」

これが意味することはいったい何か?
そして崩御の後、1990年に発見された「昭和天皇独白録」。
今まで謎に包まれていた天皇の言葉を綴ったこの独白録も実は、寺崎英成が書き留めたものであった。
…寺崎英成とは一体何者だろうか…。


ワイオミング州キャスパー。
ここに一人の女性が日本国名誉領事官を勤める傍らで、ひたすら世界平和を願う講演を続けている。

彼女の名前は「マリコ・テラサキ・ミラー」。

彼女こそ寺崎英成の娘であり、暗号名「マリコ」の当事者なのである。

果たしてその暗号名に秘められた、彼女の数奇な運命とは?

そして、何が彼女をこのような世界平和運動にかりたてているのであろうか…



さらに詳しくは↓↓





以下は今でも鮮明に覚えている、両親の言葉;


マリコは美人で優しく、聡明で活発な女性。

カタカナからひらがなにしたのは日本人らしく柔らかくしたかったため。

まり子(私)には日米の懸け橋になるような女性に育って欲しい。



↑正直、初めて聞いた時は、『なんて欲張りな両親なんだ』と思った(-。-;)


特に、美人好きの父が「美人で」と初めに持ってくるところがいやらしい、と。


「それなら最初から美人に産んでくれたらよかったのに」

と、当時は屁理屈を言う可愛くない子供だった私。。苦笑


「日米の懸け橋に。。。」


美人と聡明かはさて置き、あせる

両親の願いは実に奇妙な形で現実のものとなる。



留学を志した時、両親には散々反対された。

すかさず

「日米の懸け橋になって欲しいんじゃなかったの?!ヽ(`Д´)ノ」

と言うと、

「別にそんなことないわい」
(-з-)

と反対する父。。


もちろん最後は折れて、



まり子(私)は今、こうしてアメリカにいる。きらきら!!



親孝行とは、、ある意味



名付けられた名前に込められた

両親の願いを実現のものとする
きらきら!!


ような気もする。。


遠ざかってたらごめんね、おとーさん、おかーさん。。あせる



皆さんの名前の由来はなんですか??(・ω・)/