なんだかこの3日間、似たような天気です。

蒸し暑いー!

でも、あすは変化が出てきます。


西日本付近を梅雨前線がゆっくり北上中。


九州や四国で雨が降り、
九州南部では激しく降っているところもあります。
このあと雨の中心は九州北部へ。
前線上の低気圧の接近に伴って、
いっそう発達した雨雲がかかってきます。

真っ白なこわい雲が九州の西に。
前線の南縁で雨雲発達中。


九州北部と山口県では、
今夜からあすの午前にかけて、
線状降水帯が発生するおそれ。
夜の暗い時間帯に災害の危険度が急激に高まる可能性があり、
明るいうちに安全な場所に身を寄せましょう。
夜にかけて、雨の範囲は近畿付近まで広がってきます。


関東から北の地域では、日が差していて、
関東内陸部や北陸・東北では、長い時間晴れそうです。
午後は、上空に寒気を伴った気圧の谷が北日本付近を通過する予想で、
北海道を中心に大気の状態が不安定になります。
天気の急変に気を付けてください。

あすになると、低気圧は日本海へ。
温暖前線が東日本付近に、寒冷前線が東シナ海にのびる予想です。
低気圧は夜にかけて、北陸付近まで進む見込みで、
低気圧の東進に伴って、
寒冷前線はやや南に下がってくる予想。
低気圧や前線に向かって、
非常に暖かく湿った空気が持続的に流れ込みます。

停滞前線から、温暖&寒冷に変わるため、
雨雲に躍動感が出てきそうです。
いまのところ、低気圧の東進に伴って、
雨雲も動いていく予想で、
ザ・線状降水帯のようなものは発生しづらい見込みですが、
前線の南下ペースが遅くなったり、
暖域内で風が収束したりすることで、
発達した雨雲が同じ場所にとどまる可能性もあります。
低気圧が閉塞して、
新たに閉塞点上に新たに低気圧ができるパターンも考えておきたいところです。
先日の日曜日は、上空の風向きが揃い鉛直シアーがほとんどなかったですが、
今回は、鉛直シアーがあるので、油断は禁物です。


九州北部付近は、低気圧が接近する未明ごろに発達した雨雲がかかり、
その後も湿った空気の通り道になる状態が続くため、
非常に激しい雨が断続的に降り、総雨量がかなり多くなりそうです。

特に熊本県付近、心配です。

日中は、前線の南下に伴って、
発達した雨雲は日本海側から太平洋側へ移ります。
湿った南よりの風が南斜面にぶつかる

高知県、和歌山県、静岡県内などで
雨量が多くなりそうです。

特に静岡県内は、地形の影響で雨雲が発達しやすいです。

線状降水帯の発生予想が出ていない地域も油断できません。
関東も本降りの雨になるでしょう。

あさって土曜日は、
低気圧が近づく東北に発達した雨雲がかかってきます。
東北には大雨の警報級の可能性は出ていませんが、
雨の降り方には注意してください。


前線は太平洋沿岸まで南下するため、しだいに雨の範囲は狭まり、
日中、関東から中国・四国では、雲が多めながらも晴れ間が出そうです。
一方、前線は九州付近で北上するため、九州では断続的に雨が降るでしょう。

日曜日になると、次の低気圧が大陸から東進し、
月曜日にかけて、北海道付近を通過します。
日曜日、太平洋側では晴れ間が出ますが、
日本海側は雲が多く、北陸や北日本ではしだいに雨が降り出します。


その後、前線が東北付近に停滞する予想で、
山陰~北陸や北日本は雨の降る日が続きます。
前線の活動が活発化した状態で停滞する可能性もあり、
東北付近を中心に、雨の降り方に気を付けたいところです。
前線の南側にあたる太平洋側は、晴れて厳しい暑さに。
33~34℃の暑さが続く予想で、身体に堪えそうです。
木曜日ごろからは、高気圧がやや南に退く予想で、
前線がまた南下して、西・東日本付近に戻ってくる見込みです。

 

・・・・・・・・・・・
コメントありがとうございます。
体調大丈夫でしょうか。
私が帯状疱疹になったときは、
起き上がることさえままならなかったです。
お大事になさってください。

予報がすごく難しいです。
サブハイ=太平洋高気圧の勢力の予測のブレが大きいです。
このため、前線の位置が定まらないですし、
高気圧が西で勢力を強めれば、
モンスーン由来の水蒸気の供給も途絶えるのですが、
その予測もモデル間で大きく違っています。
もし西側で強まれば、
来週前半の大雨は回避できますが、
その分、東谷の傾向になって、
東・北日本に寒気が南下しやすくなります。
高気圧の動向次第といえそうです。