きょうの東京は傘がなくても乗り切れるかな、と思っていたのですが、
地面がしっとり濡れるほどの雨に遭いました。

子どもにも傘は持たせなかったな。

ランドセルのポンチョ入れておけばよかった…


はい、きのうの予告通り、
さっそく予報外しています。
すみません。

そして、きのうの見立てから大きく変わってきているのが、
あすの雨のエリア。
きのうの時点での雨の計算値。

左がよくこちらに掲載しているMSM。
右はGSMです。


MSMはテレビで雨の予想を解説するときに頻繁に利用される画面。
GSMは気象庁の予報の原点となるもので、
この雨域をもとに、予報官が修正を入れ、マークが作成されていきます。
ともに、24日9時を予測計算したものです。

地形の影響をよくふまえ、
現況をもとに随時修正更新していく回数が多い、
MSMのほうがおおむね当たるのですが、
経験知的に、逆位相のときや大きく偏西風が蛇行している時は、
GSMが優位なことがあります。
GSMの弱点は、雨雲がノペーッとメリハリが出ない点です。
つまり雨の強弱があまり反映されません。

きのうは、24日の雨の予想に関しては、

GSMのデータを掲載すればよかったかなと反省しています。
ちなみに、きょう昼間の関東の雨雲については、
MSMもGSMも予想できていませんでした。
北東からの湿った空気が雨雲をつくりました。


さて、きょうは本州の南岸に、前線が停滞し、
九州付近には新たに低気圧も発生しました。


沖縄付近は高気圧の縁をまわって、
南西から雨雲の元となる湿った空気がどんどん流れ込み、
雨雲が発達しています。
午後も、沖縄付近は激しい雨や落雷、突風などに気を付けてください。
また、低気圧付近でも雨雲が発達していて、
このあと、四国や紀伊半島に発達した雨雲がかかってきます。
あすにかけて、雨の降り方に注意です。
四国では、地震後初めての大雨となりそうです。

そして、あす朝は、東海で激しい雨になるでしょう。
関東も通勤通学時間帯には本降りの雨になりそうです。


日本海にも別に大きな雨雲がやってきます。
低気圧の雲です。
南岸の低気圧も、日本海の低気圧も動きが遅く、
あすは東・北日本は、ほぼ一日雨が降ったりやんだりとなるでしょう。

あさって北海道は太平洋側を中心に、
雨が強まるところがありそうです。
そのほかの地域は、空気が入れ替わって、
晴れるところが多くなりそうです。

長い時間晴れるため、
きょう・あすよりも10℃近くも気温の上がるところが出てきそうです。

金曜日にかけても晴れるところが多いですが、
西から次の低気圧や前線が近づいてきます。
九州では雨が降り出すでしょう。

土曜日は、西・東日本は広く雨。
低気圧が抜ける日曜日から月曜日は、
晴れ間が期待できますが、
そのあとはまた、
南に停滞する前線に天気が大きく左右されることになりそうです。