昨夜は、石川県と富山県に線状降水帯が発生し、
断続的に非常に激しい雨が降りました。

またけさは、鳥取県内で、
1時間におよそ90mmの猛烈な雨が降り、
記録的短時間大雨情報が出されました。

梅雨前線が日本海側から少し南下し、
関東付近まで下がってきました。
きょうの関東はいくぶんしのぎやすくなっています。

このあと前線はまた北上傾向。
しかも、夕方ごろから、次の気圧の谷が近づくため、
北陸付近では再び雨が強まるおそれ。
すでに大雨になっているため、
すぐに災害につながるおそれがあります。
暗くなる前に、安全な場所に移動をお願いします。

そのほかの地域も
きのう同様、大気の状態が不安定ですから、
突然の雷雨に気を付けてください。

あす日中は、前線はさらに北上して、
北陸や東北が雨雲のメインの通り道になります。
夕方以降、土曜日にかけては、
東北北部を中心に大雨のおそれがあります。
これまで降っていた地域とは異なりますが、
一気に300mmクラスの大雨になってもおかしくありません。

秋田県内は大雨の警報級の可能性が「高」になりました。

去年8月の大雨を思い出してください。

早めに備えをお願いします。

日曜日になると、大雨の峠は越えてくるでしょう。


このタイミングで梅雨明けの発表も考えられますが、
水曜日以降は、
太平洋高気圧がまた弱まってしまう予想で、
梅雨の形が戻ってきます。
この傾向をどう判断するかでしょうか。