大変な大雨になっています。
土曜日の島根県内の線状降水帯に続き、
九州北部ではけさにかけて、
度々、線状降水帯が発生し、
福岡県と大分県に、大雨の特別警報が発表されました。
梅雨前線が日本海沿岸の同じようなところにずっと停滞しています。
気圧の谷の通過に伴って、
前線の南側に勢いよく南西から西から、
東シナ海方面から非常に暖かく湿った空気が集中的に流れ込み、
次々と雨雲が発達しました。
雨雲は、九州北部の筑後山脈や筑肥山地にぶつかることでさらに成長。
猛烈な雨が断続的に降りました。
氾濫危険水位を超えた中小河川が多く、
その様子は非常に恐ろしいことになっています。
普段の様子がこちらです。
こわいですね。
放水を行うダムも出てくるという情報もありますから、
いっそうの警戒をお願いします。
気圧の谷はまもなく抜けつつあり、
午後には大雨の峠は越えると思いますが、
まだ状況が明らかになっていません。
しばらくは安全な場所にとどまるようにお願いします。
あすも、前線は同じような場所に停滞します。
いまのところ、雨雲が組織的に発達する可能性は低いですが、
なにせこの大雨ですから、
インフラは相当打撃を受けていることと思います。
少しの雨でも危険です。
そして、きょう、あすと、
晴れる地域では極端な暑さになります。
東京も午前中から35℃を超えてきました。
熱中症警戒アラートも出ています。
命に危険が及ぶ暑さと思って、
無理はしないでください。
前線の北上に伴って、
今週はしだいに大雨の範囲は北日本へと移っていきます。
西・東日本は、今週後半には梅雨が明けることでしょう。
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お返事大変遅くなってしまいました。
前線が離れていても、
前線の南側にあたる地域は、
湿った空気の通り道となりやすく、
大気の状態が不安定になります。
図の南よりの矢印に注目してください。
矢印と矢印が集まっているところは、雨雲ができやすいところです（収束といいます）。
また図の中の「c」というマークは、上空5500ｍ付近の寒気です。
このcの南東側では雷雨になりやすいと覚えておいてください！