きょうから5月です。

雲が多めの空。
新緑をそよそよ揺らす風。
風薫る季節です。

とはいえ、きょうは油断ならない空模様です。

前線は東の海上へ離れて、
全国的には日の差しているところが多くなっています。
ただ、日本海では数多くの雷を観測。
水蒸気画像をみると、日本海と朝鮮半島付近に寒冷渦がみられます。


小粒な2つがこのあと中国地方・近畿や北陸・東北付近に寒冷渦が近づく予想です。
また、上空5500m付近-21℃以下の寒気が流れ込みます。


地上付近は20℃以上まで気温が上がりますから、地上と上空の気温差は40℃以上。
また湿った空気もしだいに流れ込みやすくなる予想で、
日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定に。
急な激しい雨、落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意してください。

関東付近も北部を中心に雨雲が発達し、
その後夜にかけて雨雲が都心などにもかかってきそうです。
天気の急変に注意してください。

なお、ひょうについては、こちらの解説ショート動画もぜひご覧ください!
https://www.nhk.or.jp/kishou-saigai/

 

また、きょうは富士山に雪形の「農鳥」が現れたと、

山梨県の富士吉田市から発表がありました。


農鳥があらわれるころに、田植えをするという目安があります。
今年の農鳥は、例年に比べ雪が少なく、
また気温の高い日がたびたびあったことから、
例年よりも早い出現となりました。

農作業で気を付けてほしいのは、
あす朝気温が下がる点です。
今夜寒気が流れ込み、夜間に晴れて放射冷却が強まるため、
あす朝は、西日本でもひと桁まで下がるところがありそうです。
霜注意報が出ている地域もあります。
農作物の管理に注意したいですね。


日中は、南から暖かい空気が流れ込み、

西・東日本は25℃前後まで上がる予想です。
朝と日中の気温差が大きくなりますので、
服装でうまく調節してください。
あすは大気の状態は安定に向かい、
広く晴れそうです。

あさって3日水曜日~5日金曜日は、高気圧の後面をまわる南風により暖気が流れ込みやすい気圧配置です。

あさって3日水曜日は、上空1500m付近9℃以上の暖気に全国的に覆われ、
一部12℃以上の暖気も流れ込む予想。東北でも夏日となり、
30℃近くまで上がる可能性も。


日なたでの農作業や屋外レジャー、車での長時間の移動などは熱中症に注意です。
わずかな時間でも、子どもを乗せたまま車を離れないようにしましょう。


4日木曜日は、西から前線が近づき、
西日本でしだいに雲が増えてくるものの、まだ日差しがありそうです。
3日よりもさらに気温が上がるところも!


5日金曜日は、日本海に前線がのびてきます。
全国的に雲が多くなるものの、
天気の崩れは東北日本海側など一部の地域のみ。


6日土曜日から7日日曜日にかけては、
前線が弱まりながらも南下する予想。


広く雨が降り、北日本の日本海側や北陸、西日本では雨が強まるところも。
また、南側の高気圧との気圧傾度が大きくなり、風も強まりそうです。
関東平野では、南西風が吹き上げるパターンとなり、
雨の降る時間は短くなる可能性もあります。
その場合は、かなり暑くなりますので、天気予報で確認してください。