優雅に舞う2匹のアオスジアゲハ。

仲良しみたい!

 

きょうは穏やかな日和なようで、

続・油断禁物の天気です。

 

上空の寒気の影響で、きのうは広く大気の状態が不安定になり、
東京都心でもひょうを観測しました。
9年ぶりと報じているニュースがありましたが、
実際は2021年7月11日以来です。
(ひょうが降ると、気象庁から特殊電文というものが入るのですが、
そのさかのぼると2014年5月9日以来となるのですが、
そのときは電文が打たれなかった模様)



きょうも、きのうほどの大規模雷雨の可能性は低いものの、
引き続き大気の状態は不安定です。
低気圧は東へ離れましたが、関東上空を寒気を伴った気圧の谷が通過中で、
沿岸部では風の収束しやすい状態が続いています。
ちょっとした風のぶつかり合いがきっかけで、

ところどころ雨雲が発生しますから、
夕方にかけて、急な雷雨や突風に注意してください。

そして、上空1500m付近-6℃以下の寒気が北海道に流れ込んだことで、
けさは市街地でも雪が積もりました。
旭川では2cmの積雪を観測。
4月中旬に2cm以上の雪が積もるのは、6年ぶりのことです。
北日本は等圧線の間隔が狭く、風も強まっています。
荒れた天気に気を付けてください。

あすになると、西から前線や低気圧が近づいてきます。
低気圧は日本海を東進し、夜には北陸に近づく予想です。
日本海側を中心に雲の多い天気で、山陰~北陸を中心に雨が降りそうです。
東北も、夕方には雨が降り出す見込みです。
なお、この前線の位置が少しずれるだけで、
雨が降ったり降らなかったりします。
予報が難しくなってきました。

太平洋側は、南から高気圧に覆われて、晴れるところが多くなりそうです、
九州付近には、薄いものではあるが黄砂が飛来する可能性があります。

そして気温の変化にも注意です。
あす朝にかけて、上空1500m付近0℃以下の冷たい空気が北陸・関東北部付近まで残る予想で、
朝は冷えそうです。
盛岡や長野で2℃の予想。
霜に注意してください。

農家さんにとっては大事な時期ですね。


日中は、しだいに9℃以上の暖気が西から流れ込み、九州には15℃以上の暖気も!
太平洋側は日差しも加わり、気温が上がりそう。
日中の最高気温は、関東から西では軒並み20℃以上の予想で、
九州付近は25℃以上の夏日に。
大分は28℃の予想です。

あさってになると、低気圧は東の海上に抜ける予想です。
本州付近に前線がのびるが、活動はしだいに弱まります。
午前中は西日本を中心に雨の降るところがあるが、しだいにやんでくるでしょう。


北日本も、朝は気圧の谷の影響で雨の降るところがありますが、
日中は回復傾向です。
西・東日本を中心に気温が上がり、
特に関東は日差しも加わって季節を先取りする暑さになりそうです。
東京は27℃の予想です。
                 
しばらく本州付近は前線帯となり、前線の少しの動きで、
天気が変わってきます。


木曜日は、いったん晴れ間が出るところが多いが、西から天気下り坂。
低気圧や前線が近づいて、九州では雨が降り出します。
金曜日は、低気圧が不明瞭になりながらも太平洋沿岸を進む予想。
西・東日本の太平洋側を中心に雨が降ります。
土曜日、日曜日は、前線が本州の南海上まで下がる予想で、
雲が多めながらも晴れ間が出そうです。
日曜日後半になると、西から前線が北上し始めます。
月曜日は西から雨の範囲が広がりそうです。

そして来週は、北から冷たい空気が流れ込みやすくなります。
全国的に気温が平年を下回りそうです。
気温の変動に注意してください。