春霞。

湿気が多いのでしょう。
けさは東の空ほどもやがかかっていました。
ひところ前の抜けるようなクリアな青空は、

もうそこにはありません。

日本付近は、広く高気圧に覆われ、全国的に晴れています。


南から暖気が流れ込み、
きのうよりさらに気温が上がりそうです。
宮崎・都城で21℃、
水戸や前橋、さいたま、甲府、静岡、岐阜、山口、福岡などで20℃の予想です。

上空1500m付近0℃のラインは北海道まで、
晴れれば15℃以上の目安、
6℃のラインも西日本まで北上する予想になっています。
全国的に4月並みの陽気になりそうです。
高気圧の縁をまわる西よりの風の収束により、
東北付近で雨雲が発生する可能性もありますが、
大きな崩れにはならないでしょう。

あすも、晴れて気温が上がるパターン、
南高北低型の気圧配置です。
北の低気圧に向かう南西の風にのって、
勢いよく暖気が流れ込み、
きょうよりさらに気温が上がります。


上空1500m付近6℃以上の暖気は、
しだいに北陸・東北付近まで流れ込む予想です。
20℃を超えるところが多くなる見込みです。
富山と松江で22℃、金沢21℃、仙台は20℃など、
5月並みの初夏の陽気になるところも!
積雪の多い地域では、
融雪による大規模な雪崩や土砂災害などに注意してください。
北日本や北陸を中心に、強まる風にも注意です。
午後、北日本は低気圧からのびる潜在的な前線通過のタイミングで、
一時的に雨の降るところがありそうです。

あさって木曜日になると、
高気圧の中心は東の海上へ離れ、
本州付近は気圧の谷となり、全国的に雲の多い天気になります。


湿った空気が流れ込みやすい九州~東海沿岸で雨の降るところも。
また、日本海からしだいに低気圧が近づくため、
北日本でもしだいに雨が降り出します。
関東付近は、午前を中心に晴れ間が出て、
気温が上がりそうです。


金曜日、低気圧が北日本付近を通過する予想で、
北日本を中心に雨が降りそうです。

関東も朝まで雨が降り、いったん晴れ間が戻っても、
午後、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するタイミングで、
またにわか雨がありそうです。


土曜日は、また南から高気圧に覆われ、
広く晴れて気温が上がりそう。
日曜日は、はじめ晴れるところもあるが、
高気圧の中心はしだいに東へ離れ、
西からは前線を伴った低気圧が進んでくる予想です。
全国的に雲が多くなり、九州では雨の降り出すところも。
東京や大阪、広島、福岡、鹿児島などでは、
日曜日にかけて20℃以上の日が連続する予想になっていて、
この時期としては、過去に例のない記録的な暖かさになる可能性があります。
月曜日は、低気圧が発達しながら日本海を北東進する予想。
低気圧からのびる前線が本州付近を通過します。
広く雨が降りそうです。
低気圧が発達する可能性もあり、

風も強まって荒れた天気になるおそれもあります。

火曜日になると、極端な高温傾向はおさまる見込みですが、
来週も北日本を中心に平年より気温の高い傾向が続きそうです。
北海道・東北には高温に関する早期天候情報が発表されています。

気象の世界には、「補完性」という言葉があります。
偏った天気が続くと、帳尻を合わせようと逆の現象が起こることが多いのです。
この暖かさの反動が、こわいです…