ようやく風がおさまりました。

西から高気圧に覆われて、
冬型の気圧配置は緩んできています。
東北付近で一部雪の降っている地域がありますが、
このあとはやんでくるでしょう。


上空1500m付近-6℃以下の寒気が東日本にいすわり、
放射冷却も強まった影響で、
けさはきのうよりも冷え込んだところが多くなりましたが、
昼間は、日差しが降り注いで、
風も穏やかなので、きのうより暖かく感じられそうです。
除雪作業は、安全にお願いします。

あすの日本付近は、
高気圧と高気圧の間の気圧の谷に入る予想です。


 
全国的に雲が多くなり、
天気が崩れやすい地域が大きく3か所あります。
①九州・四国付近。沿岸に局地的な前線がのび、
太平洋側を中心に雨が降りそうです。
標高の高い地域では雪になるところもあるでしょう。
ただ、午後には雨の範囲は狭まりそうです。
②高気圧の後面の湿った空気の影響で、
沿岸に局地的な前線ができる関東の沿岸部。
図のMSMではあまり降水域はかかっていませんが、
地上が北よりの風で上空1500m付近が南よりの風となり、
雨雲が内陸まで広がる可能性があります。
午前中は一時的に雨が降りそうです。
早朝の気温が低い時間は雪になるかもしれません。
ただ、午後は天気は回復に向かい、晴れ間も戻りそうです。
③北日本も、北の低気圧からのびる潜在的な寒冷前線の影響で、
雪が降りそうです。
大気の状態が不安定になるため、
急な降雪の強まりや落雷・突風などにも注意してください。

あさって金曜日は、
前線上の九州付近に発生した低気圧が本州南岸を東進する予想です。
西・東日本は、広く雨が降ります。
上空1500m付近-6℃以下の寒気は東北北部まで後退するため、
ほとんどの地域で降水は雨になりそうです。
関東は、午後、沿岸部を中心に雨が降る予想です。

土曜日になると、低気圧は東へ離れ、しだいに冬型の気圧配置に。
太平洋側の天気は回復へ向かいます。
ただ、午後は寒気を伴った気圧の谷が近づくため、
関東では、にわか雨やにわか雪の可能性があります。
日本海側は広く雪や雨が降るでしょう。

日曜日は、北日本を中心とした冬型の気圧配置となり、
西日本の日本海側の雪や雨は止んできそうです。
そして、月曜日から火曜日は、
南から高気圧に覆われて、晴れて気温が上がりそうです。
来週は、春らしい日が多くなるでしょう。