きょうの関東は変わりやすい天気です。

朝は雨、昼間は晴れ、そして今夜は雪が降るかもしれません!

さらに、ビックリするほど寒くなるでしょう。

さて、このあと統計史上1位、2位に匹敵するような
記録的な強さの寒気の流入が予想されています。
ふだん雪が少ない地域も含めて広範囲で大雪のおそれがあります。
各地風も強く、猛吹雪になるところも。
雪はきょう夕方~あす朝がピークとなりそうです。
立往生や交通・物流への影響に注意してください。
また10年に一度レベルの低温が予想されています。
水道の凍結・給湯器の破損など

ライフラインに影響が出るおそれがありますから、
きょうのうちに対策をとりましょう。


先日の内容、もう一度記載します。

●水道の凍結対策
https://www.city.sapporo.jp/suido/riyosya/faq/toketu_01.html

https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20230120_01.html
●給湯器の凍結対策
https://home.tokyo-gas.co.jp/gas/kiki/frozen.html
●備蓄品
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20190725_10.html
●大雪になったら
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20221205_01.html
●立往生
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20211225_01.html


昨夜からけさにかけて、

低気圧が本州南岸を東進。


低気圧の北側にも局地的な前線ができて、けさ関東南部で雨や雪の降ったところがありました。
このあと低気圧や局地的な前線の雲は東へ離れて、
関東ではいったん晴れ間が出そうです。
低気圧が東に抜けたことで、午後は冬型の気圧配置が強まります。
各地で風が強まってきます。
雪を伴って、広く猛吹雪になりそうです。
特に、低気圧に近い北海道では、見通しのまったくきかない猛吹雪のおそれがあります。

西からは非常に強い寒気が流れ込んできています。
筋状の雲が日本海や東シナ海にびーっしりと広がっていて、
ひときわ背の高いJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の雪雲の雲列も見られます。

今夜には北陸に-42℃以下の寒気が流れ込む予想で、
輪島上空は-44℃が予想されています。
雪雲が発達しやすく、特にJPCZ付近の発達した雲が次々と流れ込む北陸・近畿北部・中国地方付近で、大雪に。
平地を含めて短時間で一気に積雪が急増しそうです。
同じような位置にJPCZの雪雲の雲列がしばらく停滞すると、顕著な大雪になるおそれもあります。


夕方以降、上層の寒気が西回りでシャープに流れ込むため、
帰宅時間に急に状況が悪化することが考えられ、立往生の発生に注意してください。
ちょっと近くまで、でも油断は禁物。
自分が対策をしていても、巻き込まれる可能性もあります。
発達した背の高い雪雲となるうえ、風も強いため、
近畿・東海にも紀伊半島を含めて雪雲が流れ込む予想です。
九州や四国などふだん雪の少ない地域でも、平地で雪が積もる予想で、
大雪の警報級の可能性が「高」になっているところが多いです。
各空の便や新幹線、高速道路の通行止めなど交通に広く影響が出ます。
農業施設の倒壊、着雪による停電などに事前に対策をお願いします。
落雷や突風などにもあわせて注意です。


関東平野も、上層の強い寒気が流れ込むタイミングで、
大気の状態が不安定になり、雪雲が発生・発達。
東京23区を含めて積雪の可能性があります。
気象庁の予想では、あす朝までの降雪量は2cmとなっています。
雲の発達の仕方しだいで、一気に芝生や車のボンネットが白くなるような降り方になることも考えられます。
2012年1月23日には、強い寒気の流入で降水が雨から雪に変わり、
1時間ほどで4cmの雪が積もりました。

当時、会社を出て食事をし、地下の駅から改札を出ると、一面真っ白でびっくり仰天でした。

予報を外して反省した日でした。

翌朝も雪が残るなか、路面ツルツル状態での出勤でした。

あすも、強い冬型の気圧配置が続く予想です。
朝が下層寒気のピークです。


上空1500m付近の気温の予想は、きのうまでの予想とほぼ変わらず、
つくばで-16℃、福岡-17℃、輪島-18℃、札幌-24℃などと、
過去もっとも低い気温に匹敵するような強さの寒気が引き続き予想されている。
10年に一度レベルの低温が見込まれ、
最低気温は市街地を含めて、-4℃以下の予想のところが多くなっています。
水道の凍結や破損、給湯器の故障など、数日にわたって生活に影響が出るおそれがあります。
きょうのうちに、対策をとっておきたいです。
また、ブラックアイスバーンなど、路面の凍結などにも注意。
車の運転だけではなく、自転車での転倒事故にも注意したいところです。
お子さんが自転車で通学している場合は、気を付けてください。

余裕を持って行動しましょう。
あす午後になると、九州や四国の大雪の峠は越えてきそうですが、
そのほかの地域はさらなる積雪の増加に注意です。
北日本では、むしろ、きょうよりあすの方が積雪が多くなりそうです。

あさっては、北日本を中心とした冬型の気圧配置に。
北陸から北の日本海側を中心にさらなる積雪の増加に注意してください。
特に、気圧の谷の通過に伴って、新潟・山形県付近と北海道で雪の量が多くなりそうです。

夜になると、日本海に低気圧が進んでくる予想で、やや寒気は後退していきそうです。
なお、関東~九州は晴れるところが多くなりそうですが、
朝は放射冷却が強まるため、予想気温を下回るような冷え込みには注意してください。

金曜日は、日本海の低気圧が北日本付近を通過する予想です。
また別に九州の西にも低気圧が発生して、本州南岸を東進。
広く雨や雪が降る予想です。


土曜日は、また冬型の気圧配置となり、日本海側は雪の範囲が広がります。

寒気が流れ込み、九州を含めて雪の予想になっています。
その後、日曜日はいったん冬型が緩みますが、
月曜日は低気圧の東進に伴ってしだいに冬型の気圧配置に。
火曜日はまた西から高気圧が張り出してくるというように、
冬型が緩んだり強まったりを繰り返す予想です。

まずはきょう夕方~あす、乗り切りましょう!