ようやく大雪の峠は越えました。

今回は山沿いだけではなく市街地でも大雪となりました。
新潟では68cmまで積雪が増えて、12月としては1960年以来の大雪に。
新潟・長岡の積雪も一時102cmに及びました。


各地の雪は弱まりましたが、
これまで記録的な大雪に見舞われたところも多く、
引き続き、雪崩、落雪、路面凍結などに注意してください。
くれぐれも除雪作業は安全第一でお願いします。

あすは、はじめ高気圧に覆われて晴れるところも多いですが、
天気は下り坂です。
しだいに西から雨の範囲が広がる予想。


高気圧の後面の湿った空気が流れ込み、
九州付近で低気圧が新たに発生して、夜にかけて四国沖へ進む予想。
さらに日本海にも低気圧が進み、
低気圧からのびる潜在的な寒冷前線が日本海側にかかってくる予想。
上空1500m付近-6℃以下の寒気は東北付近まで退き、
平地ではほとんどのところは降水は雨に。
湿った空気が流れ込む南斜面を中心に雨雲が発達しやすく、
九州や四国などでは局地的に激しい雨が降るところもありそうです。
夜になると、東日本も雨が降り出しそうです。
岐阜・山梨・長野の山沿いでは雪が降りそうです。

あさって木曜日、南岸を進む低気圧は関東付近から北海道付近へ北東進。
また日本海を進む低気圧からのびる前線が北日本付近を通過する見込みです。
北陸や東北は降水が雨になるところが多く、
今回大雪になったところを中心に、雪崩に注意してください。
北海道は雪が降り、風も強まりそう。


夜になると、低気圧や前線は東へ抜けて、冬型の気圧配置に。
西回りで強い寒気が流れ込む予想です。
上空1500m付近-6℃以下の寒気は、

中国地方~九州北部付近まで南下する予想で、
西からしだいに降水は雪に変わってきます。
金曜日から日曜日は、強い冬型の気圧配置。
日本海側は北海道~九州まで雪が降りそうです。
日本海では風が収束してJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が明瞭に。
今回、大雪となったところでも再び大雪に見舞われることに。


寒冷渦が日本海まで南下するため、

中国地方でも降雪が強まり、大雪が予想されます。
風も強まって猛吹雪のおそれも。
太平洋側にも雪雲が流れ込み、
九州南部や四国、近畿、東海でも雪が降り、

積もるところが出てきそうです。
日曜日になると、西日本の雪は峠を越えてきますが、
北陸から北の日本海側では山沿いを中心に、
月曜日にかけて雪の量がさらに増えることになりそうです。