砂浜を思わせるような小粒の雲。

秋の空です。
関東は、夕方ごろは雲が広がって雨のぱらつくところもあるかもしれません。

台風17号は、未明に父島に接近し、
最大瞬間風速33.4mの風をもたらしました。
小笠原諸島からは遠ざかりつつありますが、
きょういっぱいは風の強い状態が続く見込みです。


このあと台風は陸地から遠ざかるように北東へ進む予想ですが、
高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、
関東の東海上や三陸沖では、強風や高波の影響がありそうです。

西日本付近には、東西にのびる局地的な前線があって、
暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に雨雲が発達しています。


佐賀・鳥栖では、明け方に1時間に80.5mmの猛烈な雨が降りました。
そのほか九州北部で非常に激しい雨を観測しています。
このあとも局地的な前線付近とその南側で雨雲が発達しやすい状況が続くため、
九州~東海では、局地的に激しい雨が降りそうです。


雨雲がとどまれば、非常に激しい雨が降ることもありますから、
雨の降り方、注意してください。
雷や竜巻などの激しい突風が吹くこともあるかもしれません。


あすになると、上空の気圧の谷は抜けるため、
西日本付近の局地的な前線は不明瞭になりそうです。
九州では晴れ間が戻りますが、
中国・四国付近はまだ雲の多い天気が続きそうです。
一方、紀伊半島付近で風が収束しやすくなり、
近畿・東海~北陸付近は、雨が降りそうです。
小さな低気圧ができる可能性もあり、雨の範囲が広がるかもしれません。

また、東北北部付近は、寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、
午後を中心に、雨の降るところがありそうです。
関東付近は、あす日中はまた晴れ間が戻る見込みです。
北風が吹くため、日陰ではかなり涼しく感じられそうです。

あさっては、太平洋沿岸が前線帯になります。


上空の気圧の谷の通過に伴って、
東海~関東の太平洋側沿岸には局地的な前線ができそうです。
東海・関東は雲が多く、金曜日にかけて、沿岸部を中心に雨の降るところがあるでしょう。
九州や四国も雨の降る時間がありそうです。

その後、10月1日土曜日からは、
広く高気圧に覆われて、晴れるところが多くなりそう…
なんですが…


きょうの最新の予想で、
フィリピンの東で新たに発生する熱帯低気圧が、
30日金曜日~1日土曜日ごろに沖縄近海に進むという計算をするモデルが一部出てきました。


ヨーロッパ中期予報センターなど、ほとんどのモデルがいまのところ、
あまり発達しない計算値ですが、
記録的な海水温の高さで、
予想より発達する、というのが最近のトレンドです。


今回も、海水温が高い海域であるため、
沖縄方面は動向に注意です。