台風14号は、18日日曜日の19時ごろ、

鹿児島市付近に上陸しました。


非常に強い勢力で上陸した台風は、
現在の基準になった1991年以降、4例目。
上陸時の中心気圧は、935hPaでした。
台風のエネルギー源は、暖かい海水にありますから、
上陸すれば急速に衰えます。
それでも、西日本を中心に、
広く風が吹き荒れました。

雨も宮崎県を中心にものすごい量が降りました。


1000mmに迫る雨量。
数値だけみると、
雨も風も、過去に大規模災害を起こしたレベルに匹敵します。
まだ被害の全容はわかっていませんが、
いまのところ、
本当にみなさんよく対策・備え・避難をしてくださったのではないかという印象です。
ダムの事前放流も災害対策にいかされました。

各地に被害をもたらした台風14号は、
温帯低気圧に変わりました。


台風は温帯低気圧化するとき、前線がのびはじめることを、
「足が生える」なんていいますが、
その生えてきた足の雨雲が
通勤・通学時間帯の首都圏を襲いました。
わが家も、朝、雨雲レーダーとにらめっこして、
「今だー」というタイミングで、
子どもを学校へと送り出し、
私も雨雲レーダーを見ながら地下通路を駆使して、出勤。

ほとんど傘をささずに済みました。

本当に正確になりました。
https://www.jma.go.jp/bosai/

このあとも、まだ関東北部や東北では、
ザっと雨の降るタイミングがありそうです。

また、北日本を中心に強風にも気をつけてください。

そして、前線の雨雲が通り過ぎると、
北風に変わり、冷たい空気に入れ替わります。
今夜は急に冷えてきそうです。
北海道の標高の高い山では、雪が降ってもおかしくない寒気です。

あすは、全国的にみると晴れるところが多いですが、
関東は例外。


北東からの湿った風が低い雲をつくり、
湿度の高い朝晩は弱い雨が降るかもしれません。
気温もあまり上がりませんから、
長袖の羽織るもの準備しましょう。

 

あさっては、さらにこの湿った風の吹き込みの影響で、

関東沿岸に前線ができ、雨が降る時間が長くなるかもしれません。



そして、また悩みの種がこちら。


日本の南の海上に発生する熱帯低気圧など、
複数の低気圧です。

いまのところ、
すぐに発達するのような傾向はみられませんが、
次の3連休、
太平洋沿岸に前線ができる可能性もあり、
前線が活発化する可能性もあります。

日本の南の海上は、海水温が高いです。
さらに、黒潮のエリアに到達して突然発達、というケースも過去にはありました。

秋分の日からの3連休も、
予報をこまめにみて、慎重な選択をお願いします。


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コメントありがとうございます!

強風は大丈夫でしたか?

まだまだ続いてしまいそうな台風シーズン、

なんとか乗り切っていきましょう。