きょうも汗が吹き出す出勤タイムです。

東京は、午前に35℃を突破し、今年16日目の猛暑日。
年間の最多猛暑日記録を更新しています。
これまでは13日が最多でした。
やはり6月に稼いだ分が大きいですね。


過去には9月に猛暑日が出たこともありますが、
もしかしたらきょうが、今年最後の猛暑日となるかもしれません。


関東内陸部では、上空の暖気、日差し、フェーン現象と気温が上がる条件が揃っています。
ただ、午前中雲が多めできのうの予想よりは気温の上がり方が鈍くなっていますので、
40℃を超えるところが出る可能性は低くなりました。
それでも40℃近い危険な暑さになりますから、

熱中症に気を付けてください。

けさは最低気温も高く、
石川・小松、鳥取・青谷、松山では、
けさまでの最低気温が30.2℃と寝苦しい夜でした。
ただ、昼の段階で、小松では一気に25℃台まで気温が下がってきました。
原因は雨です。

きょうは、前線を伴った低気圧が北海道に接近。


きのうからけさにかけて、北海道や東北北部に発達した雨雲がかかり、激しい雨が降りました。
きのうの予想よりも雨雲は北側を通ったため、
北海道で特に雨量が多くなりました。
北海道内では、土砂崩れが起き、車が立往生するなどの被害が出ています。


このあと、低気圧が通過する北海道、前線の雨雲がかかる東北北部は、
午後もさらに雨量が増えそうです。
東北北部は、昨夜の雨は、予想がズレてなんとか乗り切ってくれた印象ですが、
このあとは雨雲が線状に連なるおそれがあるため、雨の降り方に気を付けておいてください。

夜になると、前線は、東北から北陸、西日本の日本海沿岸にのびる予想です。
北海道や東北北部では前線の北側に入ると、
連続的な大雨はいったん峠を越える見込みです。
ただ、今夜はまだ気圧の谷にあたるため、局地的に雨雲が発達する可能性があります。

そして、問題は、今夜から、北陸~九州北部で雨が強まる点。
新潟や石川、福井は、今月上旬の大雨の影響がまだ残っているところも多く、
インフラ整備が戻っていないところもあり、土砂災害等に警戒です。

あすになると、前線は東日本から、西日本の日本海沿岸に停滞する予想です。

前線はゆっくり南下傾向。
大雨の範囲は、北陸・近畿北部、中国地方、九州北部が中心に。
高気圧の縁辺をまわる南よりの湿った風と大陸方面から流れ込む南西の湿った風が合流し、

雨雲が発達しやすいです。


特に、あす朝にかけては、
前線のキンク(ヘの字になっているところ)が山陰沖に進む予想で、

湿った空気が集中的に流れ込みます。
小さな低気圧ができる可能性もあります。
また、それとは別に、上空の気圧の谷との対応で、
能登半島付近にも、小さな低気圧ができる可能性があり、
西日本に日本海側や北陸には、発達した雨雲が次々とかかることになりそうです。
前線の南側付近に線状に雨雲が連なる可能性もあります。

さらに、夜には寒気を伴った気圧の谷と対応して、
キンクないし小低気圧の雨雲が日本海から、新潟・東北付近に近づく計算になっています。
最新の資料でも、その傾向が強まりました。

気象庁では東北北部は、雨マークはありませんが、
あさって、いったん大雨の峠を越えた東北でもう一度雨が強まるおそれがあります。

あさっては、本州付近を前線がゆっくり南下する予想。


前線の通過に伴って、午前を中心に西・東日本の広範囲で雨が降る見込みです。
午後も湿った空気が残るうえに、寒気の影響が加わり、内陸部を中心に局地的に雨雲がわく可能性があります。
金曜日になると、前線は本州の南まで下がり、活動を弱めます。
日差しが戻るところが多くなりそうです。