東京は、きょう13時の段階で、

まだ30℃に届いていません。

でも、暑い…

それは、湿度がきのうより高いからです。

 

もし、東京が真夏日になれば3日連続。

これは、6月上旬までの連続記録としては、

過去最長の4日連続に次ぐ記録となります。

 

きょう湿度が高くなっているのは、

どーんと覆っていた高気圧の中心が東へズレたからです。

高気圧の後ろ側の南風に乗って、

暖かく湿った空気が流れ込んできています。

そして、きょうは、この暖かい空気が北海道まで流れ込むのが特徴。

きょうは、北海道を含め、広く真夏日となりそうです。

また、兵庫・豊岡は35℃予想で、本州でことし初めての猛暑日地点となるかもしれません。

 

あすは、さらに高気圧が東へ移動しますが、

それでも、北日本と東日本は高気圧の圏内。

 

引き続き、暖気の勢いは強く、
北日本では、きょうよりもさらに気温が上がるところが出てきそうです。

秋田・横手は34℃の予想です。

一方、西からは低気圧が近づいてきます。

九州の西で湿った南風と湿った南東風がぶつかる予想で、

予想以上に雨雲が発達することがあるかもしれません。

きのうお伝えしたように、今は上空の大気の流れが遅いので、

ひとたび発達した雨雲が陸地にかかると、短時間で雨量が増えることもあります。

夕方以降は、特に、雨の降り方に注意です。

 

あさって土曜日は、西日本を中心に断続的に雨が降りそうです。

局地的に強まるところもあるでしょう。

日曜日から月曜日は、東日本も含め、広く雨が降りそうです。

 

その先ですが、予想が安定しません。

強まる予想だった太平洋高気圧が後退し、

前線は本州の南で停滞。

本州付近は、気圧の谷になります。
逆位相といって、大気の流れが滞る傾向が続きます。


梅雨前線の影響というよりは、このさき、気圧の谷の影響でくもりや雨の日が多くなる予想。

気象庁の梅雨入りの定義は、特に、「梅雨前線により」という要素はありませんので、

時期を考えれば、やはり、関東甲信は梅雨入りの発表があるのかなぁ。