きのう夕方、雨上がりの空にくっきりときれいな虹を発見。

太陽高度が低く、乾燥した関東の冬は、あまり虹が見られないことが多いけれど、
これも少しずつ春へと向かっている証拠なのかな。
 
とはいえ、いったん季節は大幅に逆戻りです。
低気圧が急速に発達。
きのう6時からけさ6時までの24時間で、なんと50hPaも中心気圧が低下。
まるで台風のような天気図です。
そして、またびっくりしたのが観測された気圧。
根室で947.8hPa!
一般に1013hPaを基準とするならば、なにか異変が起こっているのではないかと思うほどの気圧です。
もちろん記録的な数字で、
北海道東部を中心に、統計史上最も気圧が低くなりました。
実際、台風の時のように海面が吸い上げられて、高潮が発生。
明け方をピークに潮位が上がっています。
冠水や浸水の被害も出ました。
(NHK NEWSwebより)
 
暴風も吹き荒れ、北海道・えりも岬では、44.9mの突風を観測。
広く暴風雪や暴風など風に関する警報が発表されています。
北日本は冬型の気圧配置となり、一足先に寒気が流入。
風に加えて雪を伴っていて、吹雪に。
特に北海道の日本海側を中心に、
見通しが全くきかないホワイトアウト、猛吹雪になるおそれがあるとして、
外出を控えるよう情報が発表されています。
あわせて停電などにも備えてください。
西・東日本は、まだ平年並みの気温ですが、
今夜、日本海から新たに別の前線を伴った低気圧が接近。
あす朝にかけて、本州付近を通過する予想です。
この低気圧が東へ抜けると、非常に強い寒気が流れ込んでくる予想です。
西日本を含めて、日本海側は本格的な雪に。
東シナ海にも雪雲がわくため、鹿児島など九州南部でも雪が降りそうです。
また、強い風に乗って、四国や近畿、東海など、太平洋側にも雪雲が流れ込み、
短時間で積もるおそれがあります。
交通への影響に注意してください。
 
寒気の流れ込みが遅い関東は、あす昼ごろまでは気温は高めですが、
冷たい風が吹き付けて、夕方には急激に寒くなります。
 
全国的な寒さの底は、木曜日となりそうです。
なお、金曜日になると、冬型の気圧配置はゆるむ予想。
土日は、北の低気圧に向かって、南から暖かい空気が流れ込みやすい気圧配置。
晴れる西・東日本を中心に、
15℃くらいまで気温が上がりそうです。