気象庁から封書が…
気象予報士資格の活用アンケートでした。

日本には1万人を超える有資格者がいますが、
どのように活用しているのか…
気象災害が増えている昨今、ここが地域の防災のために活躍できるといいなと思います。

そして今まさに、気象災害が迫っています。

日本海で低気圧が急速に発達しています。
きのう21時の中心気圧は1014hPaでしたが、けさ9時では1000hPa。
このあと、さらに急速に発達して、今夜21時には986hPaが予想されています。
気象庁の定義では、半日で10hPa、一日で20hPa以上発達することを“急速に発達”としていますが、
猛発達といえそうなレベルです。


この影響で、全国的に沿岸部を中心に風が強まっています。
すでに午前中から、日本海側を中心に最大瞬間風速が30mを超えているところもあります。
このあと強い冬型の気圧配置となるため、広い範囲で暴風になりそうです。


また、北海道付近にも低気圧があり、北海道は太平洋側を中心に雪が降っています。
帯広では、統計史上初めて初積雪を観測せずに年を越しましたが、
初積雪早々に大雪になっています。


このあと、西回りで強い寒気が流れ込むため、
今、雨が降っているところも、
西日本の太平洋側を含めて広く雪が降る見込みです。


あすは、日本海の収束帯、JPCZが北陸付近に向かう予想です。
こうした中、上空5500m付近で-36℃以下の寒気が北陸付近まで南下する予想になっています。


JPCZ周辺で雪雲が発達することが予想され、北陸付近では短時間で積雪が急増するかもしれません。
JPCZが動かずに、同じような場所に雪雲が流れ込み続ければ、
あす一日だけでも1mを超えるような大雪になるおそれがあります。
猛吹雪や大雪による交通や物流のストップなどの影響に注意です。
また、北海道付近にも新たに低気圧が発生し、発達する予想になりました。
市街地を含めて、局地的に短時間で大雪になることが多いパターンですから、急な降雪や風の強まりに注意してください。


なお、あすは全国的に今シーズン一番の寒さになりそうで、
福岡では最高気温が1℃の予想です。
2016年以来の低温となりそうです。


なお、全国的な風のピークはあす日中には過ぎる見込みですが、大雪はしばらく続く予想です。
きのうまでの予想よりも寒気の抜けるタイミングがさらに遅くなり、
日曜日にかけても大雪が続く予想に変わってきています。


JPCZが停滞するため、北陸や岐阜県、近畿北部付近でさらに積雪が増えるかもしれません。

月曜日になると、JPCZは不明瞭になり、ようやく日本海側の雪は弱まる予想です。

一方で、月曜日後半から火曜日にかけては、本州南岸を低気圧が東進する予想に!


寒気が残っている状態で、低気圧が近づいてくるため、東京の予想も雨か雪になりました。


低気圧の発達の程度やコースによっては広範囲で雪になり、積もるところも出てくる可能性があります。


今後また追ってお伝えしていきます。