寒波が押し寄せてきました。
昨夜からけさにかけては、
低気圧が東北を通過した影響で、
東北太平洋側で3時間ほどで20cm以上の雪が降る大雪に!
日本海にはすじ状の雲がびっしり!
きょうは、金沢や富山、甲府、山口・下関など、
続々と初雪の便りが届いています。
まだ次々届くでしょう。
このあと冬型の気圧配置が強まります。
平地で雪を降らせる目安の寒気が九州~関東までのほとんどを覆う予想です。
あす朝にかけて、日本海寒帯気団収束帯いわゆるJPCZの影響で、
雪雲が次々と流れ込み、
東北南部や北陸などで70cmの雪が予想されているところもあります。
さらに、あすは、東海や東北などでは太平洋側にも雪雲が流れ込む予想です。
JPCZの雪雲が北西風に乗って、濃尾平野まで流れ込み、
東海道新幹線に影響が出るかもしれません。
大雪や吹雪による交通への影響、着雪による停電などに注意が必要です。
そして、寒波の全国的な影響は木曜日ごろまで続く予想で、
積雪が1mを軽く超える地域も出てくるでしょう。
ビニールハウスなどの農業施設の倒壊や屋根からの落雪などにも注意です。
西日本は、冬型が緩む木曜日後半から寒気が抜けていきそうですが、
北日本では週末まで寒気の影響が続きそうです。
太平洋側は晴れても最高気温が6~7℃という真冬のような寒さが続きそうです。
乾燥と寒さで喉の粘膜を痛めやすいですから、
気をつけていきたいですね。
今、北極は冷たい空気を中緯度圏に向かって吐き出す放出期です。
暖かくしてお過ごしください。
・・・・・・・・・・・
コメントありがとうございます。
気象予報士という仕事は…
景気に関係なく終始、不安定な仕事です!
そもそも天気の情報はタダで得られるものという認識なので、
情報提供では一切稼げないのが現実。
実際、日本には1万人以上、気象予報士がいるのに、
気象の仕事をしている人はわずかのようです。
気象の仕事に携われていることに、感謝しながら、きょうも働きます!