さわやかな秋晴れです。
朝からキッチンマットやらバスマットやら、厚手のものを洗濯しました。
日本付近は、西高東低の気圧配置。
上空には寒気も流れ込んできていて、
日本海には今シーズン初めて、すじ状の雲を確認!
また、北風が強まって、韓国の済州島の風下には、カルマン渦の雲ができました。
かわいい!
あすは天気下り坂です。
南から前線が北上してくるためです。
雨とともに北よりの風が吹き付けてくるため、
夜はかなり寒く感じられそうです。
傘とともに、厚手の上着をご準備ください。
さらに、あさってにかけても雨が降り続きます。
静岡~千葉の沿岸を中心に雨脚が強まるでしょう。
日中も上着必須の寒さ、11月の晩秋の気温となりそうです。
そして、気がかりなのが台風14号の進路です。
依然、大きい予報円。
これは円のどこへ進むのか、予報が定まっていないことを示しています。
そこで、ほかのモデルを参考までに見てみますと…
こちらが米軍の予想。
そして、ヨーロッパ中期予報センター。
日本の台風進路予想は、各国30近いモデルの計算値を加味して発表されています。
各モデルの予想を図にしてみると…
11日に進む先は、てんでばらばら。
ただ、ここから読み取れるのは、
南西諸島に進んだ後、東へ向きを変えて、本州の南を通るコースで揃ってきているということ。
しかしながら、向きを変える位置、タイミング、
向きを変えた後の速さ、本州からの距離感がバラバラなんですよね。
つまり、例えば11日の予報円が大きいのは、
おそらく、九州の南をウロウロしている可能性もあれば、
さっさと関東の南に進む可能性もある、ということを示唆していると解釈できそうです。
もちろん、このあともまだまだ進路は変わってくると思いますが。
東に向きを変えた後の速さがバラバラなのは、
上空を西から東へ流れるジェット気流が北日本付近と遠くにあり、
台風が流れに乗れないためです。
ということで、いまのところの見解は…
木曜日から金曜日、
強い勢力にまで発達して、奄美や沖縄近海に進む予想です。
動きが遅くなるため、奄美を中心に、土曜日にかけて、大荒れの天気となるおそれがあります。
また、種子島・屋久島はじめ九州南部も、
金曜日・土曜日と雨風ともに強まるおそれがあります。
西・東日本も、前線が停滞する影響で、大雨のおそれがあります。
ただし、台風14号が比較的小回りで本州の南を離れて進めば、影響は小さく、
雨量はそれほど多くならない可能性もあります。
西・東日本の影響はまだなんともいえません。
わが家は週末運動会なので、私もソワソワ。
あす以降も、お伝えしていきます!
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コメントいつもありがとうございます。
チャンホンが、チャンポンにみえてしまう…
予報士らしからぬ発想ですみません。
転向のタイミングが読みづらい台風です。
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