「お天気雨ってなあに?」
息子に聞かれました。
お日さまが出ているのに雨が降ることだよ。
最近、洗濯物を外に干していて、
雨が降りそうになったら取り込もうと、
外の様子を窓からまめに伺いつつも、
日差しがあって雨が降っていることに気づかなかった、なんてことがあります。
虹の出現率もこのところかなり多いですね。
雨雲をスクリーンに、お日様に投影されるのが虹。
『狐の嫁入り』という言葉もあります。
狐の嫁入り行列を人間に見られないように雨を降らせて隠しているんだ、と
私は小さい頃に教わりましたが、
由来は諸説あるようです。
きょう、あす、そしてあさってと、
しばらくあちらこちらで、狐の嫁入りが行われそうです。
きのう局地的な前線ができそうだとお伝えしましたが、
気象庁の天気図でも描かれました!
この前線付近では非常に激しい雨が降るおそれがあります。
今、晴れている関東や東北でも、
内陸部をちゅうしんに、急に雷雨になることがありますから、注意してください。
風が強まり出したら、危険のサインです。
週末にかけて、前線が停滞し、
雨の降りやすい状態が続くでしょう。
最後に、きょうで千葉県を中心に被害が大きかった台風15号の襲来から1年です。
突如として勢力を強め、台風となって過去最強勢力で関東を急襲してきた台風。
この教訓が、きょうから生かされることになります。
今後、発達して台風になりそうな熱帯低気圧の進路を、
これまで1日先だったものが、5日先まで、気象庁が発表することになりました。
先日の台風10号のときも、
熱帯低気圧の段階から情報が飛び交いましたが、
広く一般に情報を伝達する役目であるNHKでは、
その危険性を認識しながらも、放送では具体的には取り扱えない状態でした。
きょう以降、発生する熱帯低気圧で、発達しそうなものについては、
公に5日先まで進路が出ます。
防災情報の発表についての一元化ルールが徹底されることになりそうです。
◎気象の解析・解説力UPのためのチャリティーメールマガジン