暑い立秋です。
秋の気配なんて、ちっとも見つかりません。
東京では、ことし初めて35℃を突破し、猛暑日となりました。
関東には、高温注意情報が出されている地域があります。
この情報、関東甲信では、今年からちょっと変わっています。
来年の『熱中症警戒アラート』の導入を前に、基準が気温だけではなく、
WBGT、湿度を考慮したいわゆる「暑さ指数」をふまえることになりました。
このため相当危険度が高い時に出されることになっています。
きょうは熱中症に厳重警戒です。
一方で、大雨になっている地域があります。
けさは北海道の利尻島で、そして昼前には、島根の隠岐の島で、
「50年に一度の記録的な大雨」の情報が出されました。
台風から変わった低気圧が北海道に接近し、
また低気圧からのびる前線が、東北から日本海に停滞しています。
非常に暖かく湿った空気が流れ込み、
線状降水帯もみられます。
隠岐の島では、たった半日で250mmを超える大雨になっています。
引き続き厳重に警戒です。
隠岐の島に大雨を降らせた雨雲は、このあと北陸や東北に向かいます。
あさって日曜日にかけて、大雨に警戒が必要です。
特に、あすには前線上に低気圧ができ、
夜にかけて東北に近づく予想になっています。
暗い時間に雨のピークとなるおそれがありますから、
くれぐれも自治体からの情報には注意し、危険が迫る場合には早めの避難を心掛けましょう。
あさって日曜日の午後には、大雨の峠は越える予想です。
なお、あさって日曜日は、関東も久しぶりに雨の降るところがありそうです。
そして、夏の太平洋高気圧は連休明けにピーク!
高気圧を強める要因となっているのが、フィリピン付近の上昇気流です。
けさ、熱帯低気圧ができました。
連休中、沖縄に近づくおそれがあります。
台風にまで発達する可能性がありますので、情報に注意です。
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