東京は、薄日が差してきました。

ただ、きょうこのあとも雲が多めの空が続きそうです。

東京の今月のきのうまでの日照時間は、44.5時間。

きょうで7月も終わりですが、

冷夏となった2003年を抜いて、統計史上最も日差しの少ない7月となることが濃厚です。

 

梅雨前線はようやく日本付近から消えました!

が、東北には上空に寒気を伴った低気圧が近づいています。

山形はじめ先日大雨に見舞われた地域で、

非常に激しい雨が予想されますから、くれぐれも気を付けてください。

 

一方、雲のない晴れエリアとなっているのが西日本。

きょうは近畿でも梅雨明けの発表がありました。

夏の高気圧が勢力を強めているからです。

高気圧はさらに勢力を強め、

あすには、東海で、

あさって以降は、関東甲信や北陸、東北でも梅雨明けになるかもしれません。

 

いつまでも北に張り出してこない高気圧が急に勢力を強め始めた要因の1つが、

南の海上でわき始めた雲です。

雲が目立ってきていて、

この次々と雲を生み出す上昇気流が、

すぐ隣で高気圧の下降気流を強めることに一役買っているようです。

 

なお、7月に台風が1つもできないという、かつてない珍しい状況になっていますが、

あすあたり南シナ海に台風3号ができるかもしれません。

そして、より心配なのが、あす、沖縄付近にできそうな熱帯低気圧。

いまのところ発達する予想にはなっていませんが、

沖縄近海は海水温が30℃以上と高くなっています。

急に発達することもありますので、動向に注意。

あさって、月曜日と、石垣島など先島諸島に近づくおそれがあります。

 

ようやく夏らしい様相になった日本付近。
まずは暑さが大敵です!
マスク着用の経験のない夏になりますので、くれぐれも気を付けていきましょう。

 

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