悲しいほどに、あきれるほどに、よく降ります、今年の梅雨は。

昨夜は福岡県の小呂島で50年に一度の大雨となりました。

日本海に向かう湿った南西の風の通り道になったからですが、

このあと日本海側は要警戒。

特に、低気圧が近づく新潟や山形、秋田付近は、
過去に度々大雨に見舞われたパターンとなります。
南西風が集中的に吹き付けて、雨雲が次々と発達しそうです。

そのほか九州から東海、関東甲信も、

同じような天気が続きます。

局地的に激しい雨が降りそうです。

ここ数日、静岡県付近の大雨で、
東海道新幹線の運行に影響が出ています。

あすにかけても引き続き注意です。

なお、あさってになると、

関東や東北太平洋側には、湿った北東の風が入るため、

気温の上昇がおさえられます。

 

南西の湿った風は大雨の、

北東の湿った風は不順な夏の象徴です。

関東甲信の梅雨明けは、8月にずれ込む可能性が濃厚になってきました。

8月となると、2007年以来となります。

あぁ、こんなに梅雨明けが待ち遠しい年があるでしょうか…

 

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