関東は晴れ間がのぞいてきました。

前線は南に下がってしますが、九州のすぐ南をウロウロ。

 

このあと九州南部付近の前線上に小さな低気圧ができて、

あすにかけて、南岸を東へ進む予想です。

奄美や九州南部、紀伊半島では今夜にかけて、

あすは東海や関東で、雨が強まりそうです。

沿岸部を中心に、局地的に激しい雨が降るおそれもあります。

 

東海や関東には、あす朝1つ低気圧が抜けても、

夕方にもう一度、キンクの発達した雨雲がかかる予想です。

岐阜や長野など大雨の被害が出た地域で、再び雨量がまとまるおそれもありますから、

気を付けたいところです。

関東は、あすもずっと北東からの冷たい風が吹き付けて、

きのう同様ひんやりした一日になりそうです。

 

この土日は、前線が西・東日本にかかって大雨になるかも、とお伝えしてきましたが、

湿った空気のレベルは弱まる傾向に。


記録的豪雨となった7月4日や6日に比べると、レベルが下がるので、

これまでのような大雨にはならない予想です。


ただ、湿った南風が吹くため、岐阜や静岡、長野など、東日本の北に山を控えた地域で、
局地的に激しい雨が降るおそれがあります。

 

なお、きのうもお伝えしましたが、
夏をもたらす太平洋高気圧は、
やはり、来週後半にまたしぼんでしまう可能性が高くなっています。


梅雨明けは、奄美や九州南部どまりになるかもしれません。
奄美の史上最も遅い梅雨明けの発表は7月15日。
今年は、最も遅い記録更新です。

 

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