夏休みで過ごした先から帰宅しました。
睡魔と闘いながら、買い出しやベランダの掃除などいそいそ準備。
「朝から雨が強いみたいだけど、結局ピークはいつなのかしらね」
スーパーでレジで並んでいる人の会話。
台風19号は、大型で非常に強い勢力。
945~950hPaくらいの非常に強いで上陸するおそれがあります。
現在の統計方法になった1991年以降、非常に強い勢力で上陸した台風は3つのみ。
すべて西日本です。
1991年19号(長崎上陸)
1993年13号(鹿児島上陸)
2018年21号(徳島上陸)
つまり、東日本では経験がありません。
今回の台風19号、気象庁によると、
大雨は、“狩野川台風”に匹敵するとのこと。
狩野川台風とは、東京で一日の降水量が史上最大となる371.9mmを観測した1958年の台風。
当時とはインフラがまったく違いますが、
1000人を超える犠牲者が出ました。
今回、関東甲信の山沿いを中心に大雨特別警報が発表される可能性もあります。
暴風は、先の台風15号や去年の21号に匹敵するおそれがあります。
先の台風15号では、千葉県内を中心に壊滅的な停電被害がありましたが、
そのときとは、大きさが違います!
風速25メートル以上の暴風域の大きさは、
台風15号が約160kmに対して、台風19号は650kmにも及び、
関東から四国までを覆うほどです。
暴風の警戒範囲が広いですから、関東や東海以外の方も警戒です!
では、ピークの時間をチェック。
金曜日のうちに、
間に合わなければ土曜日の午前までに屋外の対策は済ませましょう。
時速200kmで、水分を含んだものが風に飛ばされてくれば、
まとめた新聞や雑誌などでも凶器です。
●前日までの対策
・窓や雨戸を確認して、補強
・排水溝のそうじ
・風で飛ばされやすいものは家の中へしまう
・薬、レンジや冷蔵庫がなくても大丈夫な食品の確保
・懐中電灯、モバイルバッテリー、乾電池の用意
・車のガソリンを満タンに
・避難場所を家族で確認
●直前の対策
・大切な紙類や電子機器は室内の高いところへ移動
・カーテンや雨戸を閉める
・お風呂のお湯をはっておく
・トイレの逆流対策として、残り湯をビニール袋に入れておく
・着替えや温度調整用のタオルを出しておく
なお、土曜日雨風が強いけど、意外に大丈夫…と思わないでください。
風は、土曜日夕方になると猛烈に吹き荒れます!
また、東京湾や駿河湾では高潮のおそれがあります。
特に、夕方16時半〜17時と日曜日明け方4時半〜5時前後は警戒です。
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12日9時追記
昨夜の記事、反映が遅れてしまい、
申し訳ありません!
最新の情報は、こちらです。
すでに関東南部で大雨や強風の影響が出始めていますが、
午後がピークで状況は悪化するばかりです。
また、個別メッセージにて、
室内にしまうものの問い合わせが多くなっています。
風に飛ばされるかは、
軽さとともに、風を受ける面積と比例すると思ってください。
去年の台風21号では、
横風を受けたトラックさえ飛ばされました。
自転車や大きな鉢植えは室内に入れるか、
頑丈に固定してください。
どうしても動かせないものは、風下側、
関東でいえば、きょうは北西側、あしたは南東側に置きましょう。
くれぐれも安全にお過ごしください。
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◎朝日新聞デジタル『&TRAVEL』寄稿記事https://www.asahi.com/and_travel/20190913/137048/


















