41年前の10月1日は秋晴れの日曜日だったそう。
きょうの空は…なつぞら?
いつも構成と演出を手掛けている『ニュース7』の気象キャスター、
平野有海気象予報士にプレゼントをいただきました。
なんと立派なシャインマスカット!
おまけにこちらも…
馬路村!!
この高知県馬路村に萌えるのは、気象予報士あるあるです。

馬路村には、魚簗瀬というアメダスがあり、
72時間雨量が2011年に1199.0mm、
2018年に1316.0mmという、
1000mm超えの記録を2回も打ち出した場所。

気象関係者の間では、某CM風に、
「1000mm降っても大丈夫!」とされ、
雨が多くても、非常に地盤が強固で、自然豊かな地域です。

実際、西日本豪雨の際、最も雨量が多かったのがこの魚簗瀬でしたが、
被害は瀬戸内海に集中しました。

今回の台風18号でも、1000mmはないですが、200〜300mmクラスの雨が降りそうです。

台風18号は、発達の最盛期で昨夜、与那国島付近を通過。

きのう23時前、携帯に、
沖縄の竹富町で50年に一度の大雨情報がとんできたので、
レーダー確認してみたら…
あれ?停電…
台湾気象局のレーダーでは、
台風東側のアウターバンドの発達した雲がかかった様子がわかりました。

1時間に120mmクラスの雨になり、
瞬間的に40mを超える風が吹きました。

 
その台風18号は、大型ではなくなり、沖縄から遠ざかりつつあります。
このあとは、中国大陸の沿岸部を進んで、
あさって朝鮮半島付近に達し、日本海で温帯低気圧に変わる予想です。
進路に近い九州北部の島嶼部では、暴風・大雨に警戒です。
 
また温帯低気圧になることで、強風エリアが変わってきます。
こちらはあすの予想。
平均風速10m以上の範囲を赤で示しています。
台風の中心付近に集中しています。
 
これが温帯低気圧に変わった後の4日金曜日になると、
強風の範囲が、中心より外側に広がることがわかります。
つまり、太平洋側を含めた広範囲で4日金曜日は風が強まるでしょう。
平均10m以上の風とは、ブルーシートが飛ばされるほどの強風です。
 
なお、土曜日は、関東で軒並み30℃超の暑さ。
運動会が予定されている園や学校もありますが、
暑さ対策、強風対策をしておいたほうがいいでしょう。
 

 

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