通勤時、あまりに空が美しくて、日傘をさすのを忘れました。
きょうは空の日。
日本で最初の動力飛行が披露されたのは、1910年。
日野・徳川両陸軍大尉により代々木練兵場でおこなわれました。
その30周年を記念して、1940年に「航空日」が誕生、
そして、1992年には「空の日」とネーミングが変わりました。
写真は、代々木公園で撮影したもの…
この空に、日本初の飛行機が飛んだんだなぁ。
さて、9月2回目の3連休も天気に翻弄されることになりそうです。
きのう発生した大型の台風17号、特徴は大きく3つ!
①台風の南~南東側で雨雲が発達している
→沖縄は台風が通過した後も大雨、
離れて通る九州北部や山陰も雨雲がかかり大雨
②前線を活発させる
→九州~四国は長時間大雨
③強風域広く、日本海で低気圧に変わりながらも再発達
→北海道や東北の日本海側で暴風、関東も強風域に
なお、きのう『リンゴ台風』を思い出す…と書きましたが、
コースは似ているものの、勢力は当時ほど強くはならない見込みです。
具体的に見ていくと…
まず、沖縄にはあす午前に最も接近。
暴風や大雨に警戒です。
停電への備えは大丈夫ですか?
沖縄本島はでは、台風最接近の後も雨が増え、
あす一日で300mmクラスの大雨になるおそれがあります。
また、前線はしだいに北上し、午後には九州北部にかかるため、
五島列島を中心に、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
日曜日は、九州の西の海上、東シナ海を北上して、日本海へ。
九州北部はしだいに雨が激しくなり、
長崎県を中心に、24時間で300mmクラスの大雨になりそうです。
あわせて、日曜日午後の満潮時刻は、高潮による浸水に気をつけてください。
また、南東からの風が吹きつける、
宮崎~高知・徳島~和歌山・三重では雨が続くでしょう。
月曜日には、
台風は日本海に進みながら、しだいに寒気に触れて、
温帯低気圧の性質に変わり始めます。
台風のエネルギー源は、暖かい海水ですが、
温帯低気圧のエネルギー源は、南の暖かい空気と北の冷たい空気との気温差。
中心付近の最大風速30mを維持したまま北海道に接近する予想です。
強風範囲は広く、千葉など関東沿岸部でも風が強まりそうです。
ブルーシートは風速10m超で飛ばされる可能性があります。
復旧作業はいったんおやすみすることをおすすめします。
もし、台風のまま北海道に上陸すれば、
農作物に大打撃があった2016年以来のこと。
24日火曜日にかけて、
北海道や東北の日本海側を中心に、暴風に警戒してください。
なお、ここ数日、友人から多い問い合わせは…
「22日が運動会、延期なら23日なんだけど、もう今年は中止?」
「連休中一日だけでも外出したいんだけど…」
関東では、23日月曜日は思いのほか晴れると思います。
23日には運動会は開催できるかと思うのですが、
とにかく暑くなりますから、熱中症に警戒です。
実は、上記の去年の台風25号のときも、
関東では急激に気温が上がり、熱中症患者が相次ぎました。
あす、あさってが涼しいだけに余計体調崩しやすくなります。
また、沿岸部で風が強まるでしょう。
暑さと強風、その2点に気をつければ、
23日は関東では外出可能かと思います。
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コメントありがとうございます!
九州北部をやや離れて通る予想ですが、
強風域が広く、雨雲が南に偏っているうえ、
前線も活発化するため、
雨も風も気をつけた方がよさそうです。
安全にお過ごしください!