昨夜はあちらこちらでものすごい雨になりました。
岡山県内、静岡県内で1時間に100mmクラスの猛烈な雨が連発して、
記録的短時間大雨情報が出されました。
岡山県の新見で浸水被害、
横浜市内では雷雨で停電や駅構内への浸水が相次ぎ、列車の運行が妨げられました。

けさは、長崎の五島列島で、
また1時間に100mm以上の猛烈な雨となり、
記録的短時間大雨情報が出されました。
 
きょうも前線の南側にあたる地域、
九州~北陸・東海では、急な激しい雨に注意。
九州北部と岐阜県では、1時間に50mmの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
関東は、前線の北側に入り、気温の上昇が抑えられている分、
時折雨が降るものの、きのうのような大規模雷雨にはならない見込みです。

台風13号は強い勢力になりました。

あす夕方に宮古島に最も接近、最大瞬間風速60mが予想されています。
先月の台風9号では、宮古島は46.6mの突風を観測し、
広く停電が起こったり、街路樹がなぎ倒されたり、ショッピングセンターの屋根がはがれる被害が発生しました。
今回はそれ以上の風が予想されています。
きょう中に、しっかり備えてください。
 
台風14号は熱帯低気圧に変わりましたが、
来週にかけて、熱帯の湿った空気をまとって、沖縄付近に近づく可能性もありますから、
引き続き、要注意の存在でしょう。
そして、気象庁がきょう午前、
今後日本のはるか南東の熱帯低気圧が、
台風になる可能性があると発表。

こちらは、きのうまでの見立てより、あまり発達しない傾向になってきましたが、
それでも、熱帯の湿った空気を持ち込んで、
日曜日~月曜日、東海~関東に強雨をもたらすおそれがあります。
そして、台風14号から変わった熱帯低気圧が運ぶ湿った空気も、
月曜日には日本付近に合流する見込みです。
日曜日~月曜日、西・東日本の太平洋側を中心に、
大雨になる可能性もあると思っておくほうがいいでしょう。
ヨーロッパ中期予報センターも同様の予想になっています。
 
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今回のテーマは、
前線を活発にする台風や熱帯低気圧などの熱帯擾乱の解析方法です。
 
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