息子が3歳になったばかりの頃、
一度だけ、産まれる前のことを聞いてみたことがあります。

空想半分かもしれませんが、
彼はこんな風に答えました。

「お空からね、どのママがかわいいかなーって選んでたんだ。
そしたら、ママ見つけたよ。
でも、もっとかわいいママいないかなーって、もっともっと探してたら、
おっとっとーって、雲から落っこちゃったの!
そしたらね、ぴゅーんとおなかに入って…見てみたら、それ、ママだったんだよ」

ビミョー。
私は保険ですかい…!?
完全に品定めされている…

みなさんは、胎内記憶、
子どもたちに聞いたことがありますか。

2〜3歳に一度だけ聞いてみるのがいいんだとか。
繰り返し聞くと、頭が混乱したり、妄想が入ってしまったりするそうです。

きょうもこの雲の上から、
ママを探している子がいるかもしれませんね。

一方で、記憶にも、記録にも、
残ってしまうような雨の降り方をしているのが九州です。

すでに降り始めからの雨量は、
宮崎県内では700mm以上、鹿児島県内では600mmに迫っているところがあります。

きょう午後は、
少し降り方は弱まりますが、
あすからは、
一層活発な雨雲が流れ込んでくる予想です。

あすは、雨の降り方が一段と激しくなり、局地的には猛烈な雨が降るおそれがあります。

まず、あす明け方、九州北部に発達した雨雲がかかります。
線状降水帯が発生しやすい状況で、
同じ場所に雨雲が流れ込み続けると、猛烈な雨が降るおそれがあります。
特に、熊本県を中心に、雨の降り方に警戒です。

 

これでは終わりません。

その後も、小さな低気圧が次々と発生し、九州北部付近を通る予想なんです。


昼ごろには、小さな低気圧の雨雲が九州北部付近にかかる予想です。

 

さらに、夜には、また別の小さな低気圧が接近してきます。
この小さな低気圧がややこしい!

もともと、けさまで台湾付近にあった熱帯低気圧の残骸なのです。

そして、あす午後からあさって午前は、九州以外の地域でも大雨になりそうです。

熱帯の空気をまとった小さな低気圧が東へ進むにつれて、
広島や愛媛をはじめとする瀬戸内、近畿、東海、北陸、関東、東北と
活発な雨雲が移動するのです。

あさっては、中国・四国、近畿、東海、関東、北陸でも、

大雨の警報級の可能性が「中」となっています。

 

今回の大雨は、九州南部で総雨量が1000mmを超えるおそれがあるほか、

平年降水量が比較的少ない熊本や大分県、瀬戸内の地域でも、あっという間に雨の量が増え、

たった一日で、平年のひと月分の雨量を超えるような大雨になるかもしれません。

土砂災害のほか、川の増水やはん濫、

浸水や冠水の危険が高まります。

 

今から、パソコンなど精密機器、通帳など紙類の大切なものをは、
ビニール袋に入れて、高いところへ移し、
携帯の充電や懐中電灯を点検し、
避難経路と避難場所を家族で確認しておきましょう。

気象庁はきょう、あすと、
災害につながる危険が迫っているとして、2度会見を開く予定になっています。

自分の命、大切な人の命を守るべく、
最新天気予報をよく確認し、
自治体からの情報をしっかり受け取ってください。
安全にお過ごしください!