言葉にするのも憚れるほど…

きょうは本当に暑かったですねぇ。
 
都心は31.9℃まで気温が上がり、2日連続の真夏日に。
汗をかく練習(暑熱順化)ができていないと思い、
午前中、ひと月以上ぶりにテニスレッスンに出席しましたが、
5分ほどで息があがってしまいました…
お休みしている間に、季節が変わっていたわ。
 
きょうは140もの地点で、5月の過去最高気温を記録し、
大分・竹田にいたっては、35.0℃と猛暑日を記録しました。
 
きょうこれだけ暑かったのに、
暑さをもたらす上空の暖気は、あすさらに強まります。
 
5月に見たことのないような
上空1500m付近で20℃、つまり晴れると35℃以上の暖気が
北日本と東日本内陸部に流れ込み、
さらに、南よりの風が山越えとなる日本海側の地域ではフェーン現象が起こりそうです。
あすの予想最高気温は、
36℃:福島
35℃:北海道の北見・帯広、栃木の宇都宮・大田原、前橋、埼玉の熊谷・秩父、
    甲府、岐阜、京都、兵庫・豊岡、大分・日田
などとなっています。
この予想気温よりも上がるところも出てくるかもしれません。
 
かつて、北海道では5月に猛暑日などありませんし、
5月の日本全国の歴代トップ20の最高気温もこちらの通り。
あすは、このランキングにいったい何地点が食い込んでくるのか、トップを塗り替えてくるのか、恐ろしい限りです。
 
できる限りの熱中症対策をしましょう。
自分は大丈夫と思い込まず、
少しでもおかしくなったら休憩をとり、体に異変を感じたら診療を受けることも大切です。
 
この暑さで、きょう会う人、会う人に質問を受けたのが…
「今年の夏もやっぱり暑いの?」
 
去年が、“災害級の暑さ”でしたし、
ことしも、5月からいきなりこの暑さですから、不安ですよね。
 
おおまかな答えとしては…
今年の夏は、強烈な暑さが続くのではなく、
“天候不順な雷雨多発のムシムシ型”になるかと思います。
 
エルニーニョ現象が起こっている夏は、
夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の張り出しがいまいち。
このため、真夏の灼熱の暑さとはならず、
湿った空気が流れこんで、雲が多く、雷雨が起こりやすくなる傾向にあります。
日本列島、北ほど気温は低めで、“冷夏”になるおそれもあります。
 
きのう発表された3ヶ月予報でも、
梅雨入りが遅く、ないし梅雨に入っても6月はあまり雨が降らず、気温が高め。
逆に、7月と8月は雨が多く、気温低めの傾向が予想されています。
 
ここでひとつ心配なのが…
5月の史上最高気温ランキングのトップ3が出た年。
1993年は記録的な大冷夏で、タイ米などを輸入した“平成の米騒動”が起こった年です。
5月に歴史的な高温を記録した数ヵ月後、日照不足と低温に悩まされました。
 
今年のここ数日の5月の記録的な暑さは、冷夏を予知しているものなのか…
そうではない、と祈りたいところです。