けさ起きて、ダイニングテーブルの上のガラスキャニスターにびっくり。

昨夜、息子が大好きなみかんを
お気に入りのキャニスターにしまったのですが、
こんなに曇るほど、水分が蒸発するんですね。

これは、普通に保存したら、皮がカピカピになるのも納得。
数日で食べるなら、瓶の中の保存法もひとつの手かもしれません。
あまり長いとカビそうですが。

関東など太平洋側は空気カラカラ状態が続いています。

東京上空、飛行機が通っても、飛行機雲さえできない…

きょうも東京は、25%まで湿度が下がる予想。
快適とされる40〜60%とは程遠い数字です。
加湿を心がけましょう。

一方の日本海側は午後から雪で、猛吹雪のおそれがあります。


原因は急速に発達する低気圧。
北海道は東部を含め、広く吹雪いて、見通しが立たないホワイトアウトのおそれがあります。
心配なのは、この低気圧が2つある気圧配置。

低気圧をまわる風の向きがそれぞれ違うため、
低気圧の間にあたる地域は、風が打ち消しあって、一瞬凪のようになることがあります。
そして、低気圧がまとまり、風向きが揃うと途端に暴風雪になります。

 
たとえば、あすの釧路。
昼前にいったん風が弱まって、雪の降り方も落ち着く予想(水色枠)ですが、
そのあと、15時ごろから北風が急激に強まって、
雪の量も増える予想(赤枠)です。
午前中にいったん吹雪がおさまったと思って、車で外出すると、
帰宅時に立往生するおそれがある危険な気象条件です。

 

過去にも、風が弱まったタイミングに外出、
のちに突如猛吹雪になり、帰宅困難になるケースがありました。
2013年には暴風雪で9人が亡くなりました。

事故の教訓から、気象庁の情報文にも、強い表現が使われるようになりました。

雪の量も記録的なものになるおそれがあります。
きょう午後からあす、くれぐれも警戒をお願いします。

さらに強い寒気が流れ込むのが土曜日。

北日本だけでなく、
西日本や東日本の太平洋側でも雪になる見解は変わっていません。
九州、瀬戸内、近畿、東海、関東など、
雪に不慣れな地域で積雪の可能性があります。
情報を確認して、安全を心がけてください。

ところで…
全豪オープンテニスが目の離せない盛り上がりを見せていますが、
びっくりするのが、メルボルンの気温。

度々40℃前後を打ち出しています。

全豪オープンは、
数々の大会の中でも“ヒートポリシー”が適用されている数少ない大会。
高温、ないし気温が高すぎなくても湿度や風速を加味し、
大会側がプレーを中断することも。
しかも、今回の大会からは、
シドニー大学の協力のもと、選手の体への影響を考える、ヒート・ストレス・スケールも導入。

https://ausopen.com/articles
 
今年1月は特にオーストラリアは、気象庁も認めるほどの異常気象に見舞われています。

日本に寒気が流れ込みやすい状況となっている一方で、
オーストラリアは暖気が流れ込みやすくなっているのです。
きのうもお伝えしましたが、上空の風の蛇行が原因です。

なお、オーストラリアは一日の寒暖差が大きく、
朝と夕方以降は、10℃台まで気温が下がるのも特徴です。

長時間に及ぶことの多いテニスのゲーム。
選手が、よりよいコンディションで試合にのぞめますように。

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コメントありがとうございます。
きのう16時の発表で、
フィリピン近海の熱帯低気圧が台風2号になる可能性はなくなりました。
ただ、引き続き、この海域の雲の発生の仕方は注目ですね。
このエリアで雲がポコポコわくと、
日本には間接的に寒気が流れ込みやすくなります。