旅行3日目は、ゆっくり起きて、遅めのブランチ。

マカオの中心部の街へ出陣!
世界遺産に登録されている地区です。

こちらセナド広場。
ポルトガルらしい街並みです。

と思ったら、すぐ側に、おととい夕食で訪れた『黄枝記』の店舗がありました。
大混雑!
人気店なのかな。

広場を奥へと進んでいきます。
そして、少し坂になっているお土産やさんの並ぶ通りを進むと…
ありました!聖ポール天主堂跡。
階段を見つけて、息子のテンションが上がっています。

私はこちらに来るのも2回目。
壁1枚、ファサードしか残っていません…
聖ポール天主堂は、1602年にポルトガルのイエズス会によって建てられました。
当時のアジアでは最大のカトリック教会だそう。
ただ、1835年の火事により建物のほとんどが焼けてしまったのです。
日本では、キリスト教が弾圧されていたため、
多くの日本人キリスト教徒が、ここマカオに逃れていて、このファサードに彫刻を施したそうです。
この顔がいくつもある龍、
マリア様に踏みつけられていますが…
徳川家康をイメージしたものだとか。
この壁の奥には、
前回に来た時はなかった納骨堂がありました。
階段を降りていくと、ひやっとした空間。

息子はなんだかこの厳かな雰囲気が心に沁みたらしく、
出た途端、また入ってみたいと…(汗

お墓だから静かにね、と約束して、もう一度行ってみました。
なにか子どもならではの感じるものがあるのでしょうか。

その後は、
「はくぶつかん、いきたい!」
またも息子のリクエストで、澳門博物館へ。


その前に、入口のカフェでちょっと休憩を挟みます。
フレッシュメロンのジュースがお気に召した模様です。
これ、かーちゃんがオーダーしたものですけどね。

澳門博物館の屋上には、
大砲な戦争を思い起こす数々のものが残っています。
急な外壁の階段を下って、また壁のところに戻ってきました。
再びタクシーに乗り、ホテルの立ち並ぶリゾートエリアへ。

ヴェネチアンで降ります。
昔はガラガラだったゴンドラも、乗船のための行列ができていました。
こちらではエッグタルトを買いたかったのです。
エッグタルトの2強の1つともいえる『ロードストーズベーカリー』。
ものすごい行列!
と思ったら、その横でテイクアウト用を販売していました。
まだあったかい!

ということで、こちらをホテルに持ち帰り、お茶を飲みながらひと休憩。
遅めのブランチだったので、昼食はパスです。

そして、いよいよ大きなプールへ。
今回は、このプール目的でホテルを選びました!
このギャラクシーエリアには、ギャラクシーとオークラ、バンヤンツリー、リッツカールトン、マリオット5つのホテルがあって、
その真ん中に大きな流れるプールや人口プライベートビーチがあるのです。

「パパと◯◯がプールに入って、ママは写真のお当番なんだよ」
おっと、また仕切り出しました。
息子はいろいろ歩き回って、
最終的に、流れるプールに挑戦してみることに!
こちら世界最大級、全長575mの流れるプールなのです。
が…
かなりビビってます。
水深1.2mで勢いがあるため、大人も子どもも救命胴衣を着用します。

結局、息子は水に浸かることなく、おとーさんが支えるボートにゆらゆら。
チラチラこちらを見ては、
助けを求めるような顔をしています。

岸が近づくとようやく笑顔も出ました。
ほっ。

プールの後はお昼寝をして、午後5時に早めのディナー。
気になっていたポルトガル料理の『アントニオ』、
日本でもお馴染みのOpen Tableのサイトで予約しました。

まだ息子が起きないので、タクシーで移動しましたが、
降りた場所が、かなりお店から離れていて、迷ってしまいました…

猫にごはんをあげている優しそうなおねえさんに話しかけて、道を尋ねます。
すると、自分の携帯を取り出して、検索を始め、
首を傾げた後、電話をしてくれました。
が、電話はつながりません…

さらに画像検索をすると、外観と通りの名前が出てきて、
「あ、わかった!こっち、こっち!」
と路地裏をまっすぐ行くように教えてくれました。

そのあと、すぐにお店は見つかりました。
なんて親切なおねえさんなんだろう!!
私も道に迷ってる人がいたら、こんな風に親切に教えてあげよう。
お店はオープンしたばかりの時間なので、混雑はしていませんでしたが、
すでにお客さんの姿も。

ミシュラン7年連続掲載、星獲得とのことで、
賞状やリボンが飾ってあります。
息子はお店に着くと、目が覚めました!
オーダーして、すぐにパフォーマンスがスタート。
ボッと火がついたのは、
ポルトガルのオリジナルソーセージ。

息子は、これは大変と言わんばかりに、
大きく息を吸って、勢いよく吹き消そうと試みます。
まったく息は届くはずもなく、やや緊張した面持ち。

数分でこんなスモークされたソーセージが!
さらにシーフードスープ!
きのう息子が気に入ったタラのフリットは、きょうもオーダー。
キメが細かいです。

そして、メインはロブスターのリゾット!
これは本当においしい!!

デザートには、クレープをオーダー。
こちらも実はパフォーマンスがあります。
炎が高く燃え上がった瞬間、
息子は持っていたタオルで頭を隠しました。
どうやら避難訓練をしているようです。

こんなコアントローのクレープが焼きあがりました。
そして、ここで、びっくりイベント。

なんとハッピーバースデーのBGMがかかって、ろうそくの立ったケーキが!

あれ?
「Happy Birthday!」
と私の目の前に置かれました。

予約を入れたのは私。
おとーさんも目が点。
息子だけが大はしゃぎ。

どうやら予約サイトのOpen Table様のおかげのようです!
これぞまさしくサプライズ!!

息子はなかなかろうそくの火が消せなくて、
のけぞって勢いよく息を吹きかけています。
火が消えると、楽しく歌い出しました。

ホスピタリティの高いお店です。
しかも…
息子のおねえさん好きは、世界共通らしく、
フロアのおねえさんにテーブルから手を振り、
「ねぇ、あのおねえさん、かわいいね」と言って、帰りがけに記念撮影をしてもらいました。
味もパフォーマンスも、すばらしいレストランでした!
ここは、本当におすすめしたい!また行きたい!!

翌早朝に、マカオの空港を出発。
帰りの飛行機で、
「旅行でなにが一番楽しかった?」
と聞くと、
「うーんと、えーっと….」
プールかな?レストランかな?

「おはか!」
お墓!?
よっぽど宣教師たちの納骨堂が気に入ったようです。
今回の旅行、2歳の息子のハートをとらえたのは、聖ポール天主堂跡でした!
素敵な旅でした。