きのうの都心は、激しい雷雨に見舞われました。
都市部の排水機能は、1時間60mmが限界とされるなか、
世田谷では、1時間61.5mmの非常に激しい雨を観測しました。
マンホールから水が噴き出したところもあったようです。

気温が30℃を超えたところに、
上空にー9℃以下の寒気が流れ込んで、大気の状態が不安定になりました。
 
今、都心は気持ちのいい青空が広がっていますが、
嘘のように牙を剥いてくる可能性があります。
上空に引き続き寒気が流れ込む関東では、きょうも、きのうのような雷雨のおそれがあります。
夜遅い時間ほど強まるおそれがあります。
交通への影響や停電など、気をつけてください。

東京では、9月に入ってから雨の日が多く、
まったく雨が降らなかったのは、6日と9日のたった2日間だけ。
運動会の練習にもあいにくの天気が続いていますが、
あすは全国的に晴れるところが多くなりそうです。
北海道は、晴れると、地上の熱が上空へ逃げる放射冷却が強まって、
10℃以下まで冷え込むところもあります。
なんとか暖をとっていただきたいところです。

そして、今週心配なのは、金曜日から土曜日の天気です。
前線を伴った低気圧が、
発達しながら日本海から近づく予想。
日本海側から雨や風が強まりそうです。

そのあとは秋雨前線が停滞、
今の段階では、前線の活動は弱まる見込みですが…

また南の海上に不穏な存在が!
 
熱帯擾乱、つまり台風24号候補ができそうです。
このため、南から湿った空気が流れ込みやすい形になり、
前線の活動が活発になるかもしれないのです。
その後、日本のモデルでは、熱帯擾乱は、西日本の南海上まで北上する予想です。
海外モデルも、新たな台風とみられる擾乱を予想し始めました。
来週にかけて、動向ウォッチしていきます!