まだ下がりません、息子の熱。
体温計の写真を撮っておくと、
何時に何度という記録がわりになって便利だと気づきました。
さきほど木曜からの体温の経過を聞かれ、携帯のアルバムで遡るという…
きょうは少しでも鼻づまりや喉の痛みが楽になるようにと思い、
耳鼻科にやってきました。
大好きな図鑑を見ながら、余裕の表情。
が!
きょうも睡眠時は要観察の在宅ワークの身なので、
天気のことは、きのうお寄せいただいたコメントに答える形で軽く…
きのう、毎月10日に発表される『エルニーニョ監視速報』で、
今秋に、エルニーニョ現象が発生する可能性が60%ほどある、という発表がありました。
エルニーニョ現象とは…
ざっくり言うと、南米ペルー沖の海水温が平年より高くなる現象のこと。
このエルニーニョ現象が起こると、
世界の各地の気候に影響が出ることがわかっていて、
日本の場合は季節が弱まる、夏は冷夏、冬は暖冬傾向になります。
東・西日本を中心に冬の気温が高くなったり、
普段冬場は晴れて乾燥が続く太平洋側は、日照時間が少なめになったりします。
確かに、コメントにいただきましたとおり、
暖冬傾向ですと、南岸低気圧といって、
関東に雪を降らせる低気圧が発生しやすくなるのも1つの傾向ですね。
一方、海面水温がペルー沖で高くなると、
相対的にフィリピン近海が低くなるため、発生ラッシュだった台風が生まれづらくなるかもしれません。
きょう、台風23号が発生しました。
9月中旬までに台風が23個もできるのは、24年ぶりのことです。
今年は、8月に9個できるなど、かなりハイペースで台風が発生していますが、
海水温の変化ですこ~しギアチェンジ、
このあとは平年並みの発生ペースとなるかもしれません。
なお、きのうも書きましたが、台風23号は日本への影響はありません。
22号は、このあと905hPaまで発達して、稀な勢力で台湾に向かうので、
連休にお出かけの方は、引き続き注意です。
ここまで、突出した天候が続くと、
本当に基準となる“平年並み”がわからなくなりますよね。
気象庁の定義によれば、
「西暦年の1位が1の年から数えて、連続する30 年間について算出した累年平均値を平年値という。これをその統計期間に引き続く10年間使用し、10年ごとに更新する。現在の平年値は、1981~2010 年の資料から算出された2010 年平年値で、2011(平成23)年5 月18 日から使用。」
と思考が停止するような記載です。
今の平年値は、1981~2010年の観測値に基づくもの。
私も、最近の業務では、ほとんど「平年に比べて」という言葉を使わなくなってきました。
身近なところで使うとすれば、
気象庁の週間予報のページに、平年の気温が記載されています。
たとえば、あすの東京は24℃ですから、
平年の27℃より3℃ほど低い、つまりこの時期としては涼しい予想ですね。
ただ、平年値の観点からすれば、
お住まいの地域が、
雨に強い地域なのかどうなのかは知っておいてほしいなぁと思います。
たとえば、1年間で降る雨の量の平年値は、
東京は1528.8mm、西日本豪雨で被害の大きかった岡山は1105.9mm、
一方で、高知は2547.5mmです。
24時間雨量が同じように300mmと予想されていたとき、
そもそもの受け皿の違いがありますから、
その影響度は全く異なり、
岡山は高知よりも被害が大きくなることが考えられます。
天気予報を見る上で、
1つ目安にしていただきたいと思います。
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コメントありがとうございます。
*息子へのお気遣い感謝いたします。
*看護師さんで知識がおありだからこそ、
いっそう心配になるのかもしれませんね。
いつも心温まるお言葉、ありがとうございます。
*9月なのに、もうインフルエンザですか!
今年の気候は本当におかしかったですからね…
気をつけましょう。