きょうは天気急変の可能性あり!

洗濯物は早めに取り込みましょう。

 

さて、週末に私が着ていたワンピース。

これ、台湾で息子がべっとりと墨をつけたものです。

参照:2018年5月29日

遠くからの写真でも、黒いものが写っております。

小さい頃から母に、

「墨汁だけは絶対に落ちないから、習字のときはお気に入りの服はやめなさい」

と口を酸っぱく言われてきました。

それでも母は、私がうっかり大事な服に付けて帰った真っ黒な墨汁のシミを、

ごはん粒を潰して練りこんで、一生懸命落とそうとしてくれたものです。

 

さすがに、あれから30年、

墨汁のシミなんて落ちる文明の利器があるだろうと思いきや…

 

クリーニングやさんに取りに行くと、

「けっこう薄くなりましたよ。でも、墨汁はまず落ちないんで、これが限界です」

と。

う~ん。

確かに、シミは薄くはなったけれど…

柄物で目立たないのが幸か不幸か。

柄物でなければ、漂白剤で落ちるんですよね。

でも、色物には漂白剤は使えません!

 

そもそも、なぜ、墨汁って落ちないのかしら!?

考えてみれば、雪舟の水墨画も今の世に残っているわけだし、

さらに中国の殷や漢の時代から、数千年の風雪に耐える記録材料です。

 

“戦う前には敵を知れ!”のスタンスで

科学的に考えてみよう、と成分を調べると…

着色剤は“炭素”。

つまり、細かい炭素の粒子が乾いていくうちに、布や紙の繊維に染み渡るから落ちないんですね。

 

ということは、

落としたい場合は、繊維に入り込んだ炭素粒子を浮き出し、掻き出す方法が有用ということになります。

きっと、昔ながらのごはん粒は、炭を浮き出す効果があるのでしょう。

 

ごはん粒がちょっと面倒なので、先に…

これが使えるような気がしてきました。

キッチンのクレンザー。

 

クリーニングから返ってきたワンピースのしみの裏側の面に、

このクレンザーをつけた歯ブラシで掻き出すようにこすると、

色が薄くなっていくのがわかりました。

大丈夫そうなので、生地の表から試すと…

おやまぁ、かなり薄くなりました!

乾かすとさらに薄まり、ほとんどわからないレベルです。

 

中国4000年の歴史を持つ墨を落とすには、クレンザー!

 

将来、息子も書道でシミをつけて帰ってくる日が出てくるでしょう。

そのとき、まだ文明の利器がないのなら、

クレンザーで待ち構えたいと思います。

 

もう諦めた墨汁のシミ、

一度試してみる価値はありますよ。

 

・・・・・・・・・・

15時追記

活発なライン状の雨雲が東南東へ、

時計の針でいう4時の方向へ移動しています。

 

このあと埼玉、茨城、東京、千葉、神奈川方面でも、

急な雷雨のおそれがあります。

帰宅時間帯、空模様の変化にお気をつけください。

 

なお、あす夜も、きょうほど広域ではないですが、

にわか雨がありそうです。