先週、なごり雪に凍えていた目黒川の桜。
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どことなく俯いて、耐えているように見えました。
今週は…
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元気いっぱい!
光を浴びて、弾けるように笑ってます。
 

『春に3日の晴れなし』、

『春の天気はふる・ふく・どん』、
『菜種梅雨』…
毎年この時期は低気圧が度々通るために3日に1回は雨が降ったり、
あるいは前線が停滞してどんよりした天気が続くものです。
 
それが…
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しかも、週間予報の信頼度も、自信満々のAの大行進!
例年、頭を悩ますはずのお花見幹事さんも手放しで喜べる予報です。
 
日曜ときのうに加え、
きょう、あす、木曜、金曜、土曜、また日曜、月曜、火曜…
予報通りなら、10日連続で晴れです。
 
東京で桜の時期つまり3月下旬から4月上旬に、
晴れ(日照時間8時間以上)の天気が10日も続いたのは、
過去50年は一度もなく、
さらに遡れる範囲では、1965年3月26日から4月3日の9日間が最長。
 
この週間予報通りいけば、極めて珍しく、
半世紀ぶりの快挙と言えそうです!
 
それにしても、なぜここまで晴れ続きなのか…
原因は、逆位相(ぎゃくいそう)です。
 
大陸付近で蛇行し、冬場に度々強烈な寒気をもたらした、ジェット気流。
今は、北のジェット気流が上(北)に蛇行し、
南のジェット気流が下(南)に蛇行しています。
こちらは大気の骨格を表す、水蒸気画像。
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2本の気流の間で、暖気が溜まり込んでいます。
この2本のジェット気流の蛇行の方向が揃っていないことを、
気象の世界では、“逆位相”と呼び、
大気の流れが遅くなって、
同じような天気が続くことが多いために、天気図では注視するようにしています。
 
このため、ずーっと、
日本付近は動きの遅い高気圧が天気図の主役となります。
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最後、難しくなりましたが…
向こう1週間、晴れや高温が続いて、
紫外線や乾燥に注意という同じ天気が長引くと心得てください!