市街地でドカ雪パターン。あすにかけて危険な所は？

久しぶりに日差しの力強さを感じました。

空気は冷たいものの、出勤中、頭がポカポカしました。

立春を過ぎ、光の春なのでしょうか。

しかし、現実は厳しく、

西日本から順に、非常に強い寒気が流れ込んできています。

けさ9時、福岡上空1500ｍの気温は-13.7℃で、
西日本のみなさんにとっては、今シーズン一番強い寒気です。

九州はけさは広く雪になりました。
山口市内も3cmの積雪。

大雨の影響を心配して夏によく覗く、
周南市のライブカメラを見てびっくりしました。

標識が埋もれている！

普段の風景はこちら。

北陸の市街地でも、雪が急増しています。
福井市内は半日で30cm以上雪が積もり、
金沢市内はたった5時間で18cmも雪が増えました。

21世紀美術館が、まったく別の建物に見えます。

あすにかけても、市街地で積雪が急増するパターンです。
危険な箇所がいくつかあります。

①九州の東シナ海側

今夜からあす午前中にかけて雪が積もりそうです。
長崎や熊本などは交通への影響に特に注意してください。

②北陸付近

日本海の発達した雪雲の帯が次々と流れ込みます。
朝鮮半島の山を迂回した風がつくる雪雲、いわゆるJPCZの雲です。
このため、北陸エリアでは、さらに積雪が増え、影響が長引くおそれがあります。

食料や灯油の備蓄などを確認してください。

③北海道南部～山形

発達した低気圧の雪雲がライン状になって、
集中的に日本海側に流れ込みます。
あす夜の青森、深夜の秋田～山形は要警戒です。

日本海側の中でも、
普段雪が多くない沿岸の市街地で積もりますので、交通への影響など注意してください。

また、前回の寒波では、水道の凍結による断水が相次ぎました。
今夜は水抜きをしたり、むき出しのパイプにタオルを巻くなど、対策なさってください。

なお、一連の冬型がゆるむ週末は、本州の南岸を低気圧が進む予想です。

ただ、今回は、日本海にも低気圧ができて、
この低気圧に向かって、暖かい空気が流れ込むため、
降るのは広く雨になりそうです。

そのあとはまた冬型で新たな寒気が入るため、

この冬、寒さはまだまだまだまだ覚悟が必要です。