きょうもきれいな青空が広がっていて、本当に台風来るの?という感じですが、
確実に忍び寄っています。
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いよいよ深刻な事態になってきました、台風18号。

今回の台風、危険な要素がたくさんありますが、特に注目したいのが次の3点。

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①強さ
正午現在、非常に強い勢力で中心気圧は935hPa。
海面水温27℃以上の海域を進むために、勢力を維持したまま、九州に接近・上陸のおそれがあります。
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非常に強い勢力のまま上陸となると、24年前の1993年の台風13号以来のこととなります。
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このときの台風13号は、鹿児島県に上陸。
宮崎県内ではたった一日で540mmの雨が降り、種子島で59.1mという猛烈な風が吹きました。
当時と今では、インフラ整備がだいぶ違うために安易に比較はできませんが、
土砂災害などで48名が亡くなるという甚大な被害が出ました。
 
上陸時の中心気圧のランキングを見ても…
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少なくとも2000年以降、中心気圧が940hPaより低い台風が上陸した事実はありません!
今回の台風18号はめったにない強さで襲ってくるのです。

②コース
3連休中の列島を縦断するコースはほぼ免れられません。
連休中日の日曜日の早朝、九州南部に上陸し、
その後、西日本を縦断して北陸へ向かい日本海に抜け、その後、北海道に再上陸する予想です。
西日本や北陸西部、東海地方では、日曜日に大雨や暴風のピークとなり、交通網は大打撃、大規模な停電のおそれもあります。
西日本では、台風のスピードが上がらないので、日曜日丸一日、大雨・暴風の影響が長引くおそれがあります。
 
また、このコースは、瀬戸内海の広範囲で高潮被害が発生した2004年の台風16号が思い出されます。
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高松のボートを漕ぐほどの高潮被害は、語り継がれるものとなりました。
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雨・風対策はもちろんですが、今回の18号でも日曜日は、九州や瀬戸内海を中心に高潮の被害が懸念されます。

③秋雨前線
台風接近前のきょうから、活発化した秋雨前線が九州に横たわります。
各地台風が近づく前から大雨になり、十分降ったところで台風本体の雨雲が接近して、
総雨量は600~700mmに達するところも出てきそうです。
九州は一度、土曜日の夜に雨が止む可能性がありますが、油断してはいけません。
本番は日曜日です!

また、東日本では、台風よりも前線により雨の量が増える可能性があります。
関東はあすの昼ごろから雨が降り始め、日曜日は一日中本降り。
夜には南風も強まりそうです。

余談ですが、
台風と前線で大雨となったといえば、初の特別警報となった2013年の台風18号が思い出されるのですが、そこから思い返していくと、
“台風18号”のナンバーは、毎年危険!
2013年に愛知県に上陸したのも、
2014年に静岡県に上陸したのも、台風18号。
2015年に鬼怒川を氾濫させたのも、台風18号。
去年905hPaまで下がって沖縄に特別警報が出たのも、台風18号!

これは偶然といえば偶然ですが、海面水温が高まった秋口の台風だからこそ被害が大きくコースも本州よりなのでしょうね。
もう台風18号は、永久欠番にしてほしいです。

せっかくの3連休ですが、台風の予想にあわせて、予定を練り直しましょう!
 
 
と、ここまで、病院の待合室で書いておりました。
さすが大病院、待つこと3時間…
体調が悪いわけではく、先日の検査の結果を聞くだけなのですが。
 
終わったら早く局に戻らなければ!!